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命理学を活かす方法

 人間はたくさん種類があって、百人いれば百通りの人間がいるわけです。誰ひとりとして同じ人はいないということを身体を拝見していたり、推命命式を観ていたりすると思います。

 でも人間はひとりひとり違うんだと考えますと、人間の数だけしあわせの形があるということになります。

 じぶんを知るということは、じぶんのしあわせを知ることにもつながるのではないかなぁって思っています。


 生年月日からじぶんの初期設定、じぶんのキャラクターを知る方法のひとつ、四柱推命の推命命式を観ていますと、おもしろいものでいろんなことを知ることができます。

 人間って自由にじぶんの思うように生きているつもりでいても、案外とそうではありません。

 推命命式を観ていますと、どうしてこの人がこんなに人生に悩むのか?それが観えて来たりもします。周りの人からしますと、なんで?どうして?っていうようなことでも、本人はいたって真面目にじぶんの人生を考え、行動しているだけだったりします。

 それも意外と命式中に書いてあったりするのです。


 たとえばある男性のことです。

 この男性の推命命式を観ていて、この人は若いころ、相当悩んだだろうな。外に出られないくらい思いつめていたことがあったんじゃないのかな?

 「お聞きしたいのですが、〇才くらいから〇才くらいまでは、どうでしたか?」「そうですね、〇才ころは何となくふさぎがちになっていて、体調面もそうですが、心理的にヤバくて、外出するのもつらい時期があったんですけれど、体調を崩しながらもなんとかやってこれました」「それは○○の件で何か心配事とか不安なことがあったんですか?」「はい、実は・・・」っていうように。


 この男性はある時期に差し掛かると思い悩むというふうに命式中に書いてありました。


 じぶんの持っている能力にどういったものが周りから与えられるのか?降って来るのか?によってもさまざまな影響があります。


 この男性も苦しい時期にいろんなことを試そうとしたそうです。これじゃいけない、これじゃいけないと思い、悩み、囚われ、なかなかそこから抜け出すことができないでいたのです。


 お聞きしていますと、ぼくにはなんだかあまりいい方向には努力をしていなかったように感じられましたけど。間違った方向への努力と言いますか、それじゃなかなか抜け出せないよ、という方向性についつい思考が向いてしまうんでしょうね。


 この男性も運氣が切りかわってから、ようやく浮上のきっかけをつかんだそうです。この男性の場合は、とある女性との出会いがきっかけだったそうですが。


 運というものには流れがあります。その流れをつかみ、その流れに乗ることで大きく浮上することができます。いい運が流れてきても、それに気づかないようですと、その機会を逃してしまいます。

 この男性の場合もなんとかしたいと願っていたり、間違った方向でしたが、あちこち出かけているうちに、きっかけをつかんだのです。

 この男性の場合は家、ご家庭とかご両親とかが守ってくれていたのも大きかったですね。むしろ、それが足かせのようになってもいたんですけれど。

 そういった支えがあり、なんとかしようという気持ちを保たせることができたんでしょう。



 これは単なる一例ですが、ぼくたちは自由に勝手に生きているようで案外命式中に書いてあるように生きているものです。

 むしろ、そのほうがじぶんを活かしているとも言えます。

 

 ほんとうに命式中にない能力を職業として選んでいる人もいます。

 それはけっこう辛いんじゃないのかな?って思ったりするんですけど。にもかかわらず、意外とじぶんの仕事に誇りを持っているように振る舞う人もいます。そこはあえて指摘はしませんが、何かあったら相談に来てほしいな、と思います。

 

 ぼくたちは誰かから教えられた一様なしあわせを常に追いかけています。それに似合う能力を持った人はもてはやされ、そうでない人は苦しい思いをする。それがほんとうにいい社会なのかというと、ぼくはあまりそうは思いません。人間がみんな違うように、それぞれに応じたしあわせの形やサイズがあると思っています。

 じぶんにジャストサイズのしあわせを見つけることができたなら、もっと楽しい毎日が待っているような気がします。


 本日もお読みいただき、ありがとうございます。




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