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十三夜

昨日は十三夜。

満月になりきらない少し欠けた月を愛でるなんて、非常に日本的じゃないか!と思う。

そういう感覚大好き。

最寄駅からの帰り道、月を探した。

少し雲が出ていて、月のいる位置が明るい。

もう少ししたら雲が切れそうだな。

そう思って歩く。

保育園の前で、2歳になるかならないか位の子がお母さんと空を真剣に見ている。

お母さんにしかわからない言葉で一生懸命話す。

多分月を見上げているのだろう。

お母さんが“雲がどいたらね”と、答えた。

あぁあの子も月が好きなのかな。


子供達が小さかった頃、月を見上げてよく話をした。

秋の夜だったと思う。

段々と満月に近づいて来た月を見上げ“お月さまおおきくなったね”と話した。

すかさず“いくつになったの?”と娘。

よく“おおきくなったね、幾つになったの?”と言われるから。

“う~ん、いくつだろうね。”と答えたと思う。


そんな娘は、今夜月が大好きな孫と十三夜を眺めたそうだ。




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