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2『凡事徹底』鍵山秀三郎(著)
凡事を徹底してやるって本。
誰でも出来るような平凡な事を非凡にやる、
努める。
そうなのよね。
平凡な、普通の事って中々コツコツやれない。
で、手に取ってみました。
AとBとの差が少ないとついAに戻ります。ところが、Bに変えられる人は、Cがいいと思うとC、Dがいいと思うとD、Eというふうに変えていく努力ができます。Eあたりまで来ると、初めてこれは大きな差になって現れてきます。
少ない差でも毎日積み重ねる、
少しづつよくする事で大きな差が生まれる。
皆知っている事ですね。でも中々出来なくて
止めてしまう。
Aに戻る人はまだいいかもしれません。
知っているという事と実践はやっぱり違う
という事だけど、
知らなければ、そもそもやらない、やれない。
知ることがまず第一段階やね。
世の中は根気の前には頭を下げることを知っています。
はい、頭が下がります。反論なしです。
どんな目標を立ててもコツコツやらなければ、
達成しない。
まずやろか。小さくていい。
「良樹細根」根が広く深く張っていれば、必ずいい木になると言う意味ですが、(中略)
普通は良樹のほうだけをやろうとする人が多い。けれども、そんなことは絶対不可能なことです。
人間というものも一緒かもしれません。
自分が確立していない(根を張っていない)状
態で、その上に豪邸を建てたとしても(成功し
たように見えても)、そのうち崩れ落ちること
になるでしょうから。
会社で何が大事かというと、利益より社風をよくすることだと思います。
(中略)
社員というのは、命令や規則あるいは職務規定によって仕事をするということは絶対ありません。どんな会社にでも厚い規定集がありますが、その規定によって仕事をしている人は一人もいません。
私の会社にもたくさんの規定集があります。
私の担当は総務なので、一般の社員よりは
規定の中身を知っている方かもしれませんが、いちいち規定の内容を考えながら、
それに合わせて仕事をしているわけではない
ですね。
まあ一方で、規定集は、困った時の助けにも
なります。
規定があって人間があるわけではないですが、
色々な考えの人が集まって仕事をしていく上で
のルールを統一するというのは大事なことかも
しれません。
社風が好きで入社する人はいるかもしれません
が、
いやーこの会社の規定が凄いので入社したいわ、とはなりません(笑)
この著書、目次がいちいちその通りなので、
抜粋しておきたいと思います。
・いい縁ほど放っておけば薄くなる p63
・感謝、感謝がいい縁をつくる p69
・義務でないことがどれだけやれるか p88
・小さく生きて大きく遺す p104
上の3つは本を読まなくても、自分なりに解釈
が出来そうですが
4つ目の「小さく生きて大きく遺す」っていうのは具体的にはどういう事なのかなって思いま
せんか?
知りたい方は本を読んでみて下さい。
納得の内容です。
※
全体としては、
難しいことではなく、普通の事や人が避ける
ような凡事をコツコツと誠実に積み重ねる。
って内容だと思います。
具体的には、著者はご自身が徹底してやって
きた「掃除」を例にあげています。
掃除を徹底的にやるって話しは、
よく見聞きしているかもしれません。
この本はそんなたくさんの本の中の1冊かもし
れません。
でも、「掃除」が素晴らしくいいことを
もたらしてくれることの証拠が一つ増えた
なと思いました。
凡事徹底。凡事を非凡に務める。
そのまま実行は出来ないかもしれません。
掃除でなくてもいい。
靴をそろえる。どこでもいつでも誰のでも。
陰徳を積むってことかも知れないと感じました。
今日はここまで。
ありがとうございました。
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