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節分

保育園に通ってた頃、たしか年中、
家にガチもんの鬼👹が来た。スネカでもナマハゲでもない、でも地域の人がお面つけたくらいのクオリティでは決してない。まぁ人がやってることには間違いないけど。でもあれは鬼だったんだよなぁ。

スネカって、わたしの住んでた隣の地域に伝わる有名な伝統行事です⤵︎ ︎

玄関開けたら鬼がいたんですよ!

普通「悪い子はいねえかー!」って入ってくるでしょ。お母さんが「ドア開けてみて!」的なこと言って、(オトンもいたっけ?忘れた)ドアを開けたら鬼2体!これはぜったい2体だった

夕方でそんなに暗くなってなかったような記憶。

そこからはもう覚えてないけど、家までは上がってこなくて、玄関で鬼と話した記憶…

何話したかは覚えてないけど。まぁ「いい子にするか?」「はい😭」とかだろうな

めちゃくちゃ泣きました。

あれマジでなんだったんだ??どうやったの、誰だったの?って毎年この時期親に聞くんだけど、はぐらかされます。

両親
「あ〜、あれね!そんなこともあったね!😃」

これですわ。なんで教えてくれないんだろ!


そして終わりじゃないんだよなこれが


保育園で、めちゃくちゃきかん坊だった一個下のKくんが、節分のある週、1週間くらい休んでたんです。

保育園児にとって節分ほど恐ろしいイベントないからね。ホール(遊ぶ部屋)で遊んでる時も脳内のどこかには「今日は鬼が来る」ってのがずっとありましたから。

まあ そのKくんが休んでる理由を先生に聞いたら、

「Kくんは、鬼に連れていかれました。鬼に連れていかれた子は、○○山で何日間か鬼といっしょに暮らして、いい子になるまで戻って来れないんだよ!」

的なことを言われたんで・す・YO!

🥶

完全に信じて、家に帰ってお母さんにその話をしました。

「Kくん鬼に連れていかれたんだって!」って。

その後すぐの 玄関での鬼との対面。(はじめのやつ)

あまりに上手くできすぎなシナリオでは。

演出うますぎ。

いまだにこのことを考えてしまいます。


そのあとKくん、心なしかいつもより大人しくなってた。(ような気がするだけか)

でなんか、鬼の話はかわいそうだからKくんにはしないようにしようね🤫的なことを先生が言ったんだよね。

今思うとそれが怪しい。怪しいぞ。

(高校生になって、通学の電車でたまに見かける程度の関係になってからも、Kくんを見ると「山につれてかれたKくんだ」って思っちゃってました。)


まぁどうであれ、大人たちがタッグを組んで、子供たちに鬼を信じ込ませようとしたその熱意に乾杯🍺



てか、大人がそこまでしなきゃいけないほど

言うこときかない子だったんだな 私は。



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