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米ぬか×クラランスメソッドで洗顔がエステになる

【PODCAST】「聞く素朴美容]🎶から書き起こしました。こちらからぜひお聞きください🙇‍♀️↓

https://anchor.fm/sobokubiyo/episodes/ep-e185ep8


皆さんいかがお過ごしですか? 素朴美容を研究している美容ジャーナリストの錦織なつみです。

前回から日本のスーパーフードであるお米を米ぬかごと、つまりまるまる使い、さらに発酵によってその効果を何倍にも引き出したお米づくしの発酵スキンケアをご紹介しています。

高級美容成分の塊、お米


お米を米ぬかごと使う、つまり玄米そのものというのは、植えればまた再び成長して稲になってお米を実らせる命そのものです。

そのお米というのは実は本当にたくさんの高級美容成分を抽出する「もと」になっているんですね。米セラミド、ガンマオリザノール、コウジ酸とかですね。たくさんの高級美容成分がそこから抽出されている、まさに美容成分の塊といっても過言ではないような存在なんです。

ケミカル0はこんなに違う


そこにケミカルな成分などを全く加えない、食べ物そのものを使ったスキンケアをすることで肌の状態は今までことないくらい素晴らしく元気な状態になるのでぜひ試していただきたいと思っています。

今日はメイクをした日の、夜のお米づくしの発酵スキンケアというのを紹介していきます。

米油でクレンジング


YouTube などでもご紹介してきた通り、まず米油でクレンジングをしていきます。米油にはビタミン E の50倍もの抗酸化力を持つトコトリエノールとか、美白や保湿をしてくれるガンマオリザノールというのがたっぷり含まれています。そして米油自体、非常に酸化しにくいので安心してスキンケアに使うことができるんですね。


やり方としては大さじ一杯程度の米油を手に取ってお顔全体にのばしメイクの汚れとなじませていきます。マスカラなどをもこの時優しく目元に触れていくとホロホロとほぐれて落ちてくれるので丁寧にゆっくりなじませて行ってください。

目の疲れも顔コリも取る


なじんだらキッチンペーパーで水分を吸い取るような感覚で、決してこすらないでオフして行きます。そしたらもう一度同じ大さじ一杯の米油を手にとって、今度はオイルマッサージをするイメージでもう一度顔につけてください。

今はデジタルデバイス、スマホなど見る時間が長くなって、目の疲れを感じている方が多いと思うので、目の周りもゆっくりとクルクルとマッサージすることで、目の疲れをほぐして行きます。

また眉間のシワとかほうれい線のあたりの顔のコリもオイルマッサージで優しくほぐしていきましょう。

同時に油には汚れを包み込んで取り去るという作用もありますので、毛穴の奥に入り込んでいる汚れが油に馴染んでいくというのイメージしながら、小鼻のあたりもゆっくりとくるくるなでて行きます。そして再びキッチンペーパーで吸い取ります。

ついでに手の甲もケア


このとき同時に、手もマッサージしています。顔同様手にもたくさんのツボが集まっていますし、手も意外と凝っているので、軽くマッサージするんですね。

手の甲のシミも気になりますけれども、米油のガンマオリザノールなどが美白してくれるのを期待しながらマッサージしていきます。こちらもキッチンペーパーでオフしてから、米ぬかベースの石鹸で手だけ洗います。

うちのお風呂をエステサロンに


そしてお風呂に入るんですね。世界的にみてもお風呂に入れる私たちは恵まれた環境にいると思うんですけれども、蒸気と同時に温かさというのが肌に加わることになって、オイルパックしたのと同じ状態になるんですね。肌に米油の有効成分がひたひたと染み込みつつ、毛穴の奥にまで入り込んだ汚れが引き出されていきます。なのでゆっくりとリラックスしながらしばしお風呂に浸かってください。

遂に見つけた!究極の米ぬか洗顔法


この後に洗顔をしますけれども、今までご提案してきたのは、米ぬかをお茶パックに入れて、洗面器のお湯にぎゅっぎゅっと溶かして、白濁した米ぬか水で洗顔するというものでした。これは水分と油分が界面活性している状態なので、これでお顔をゆすぐことで油汚れが適度に取れるんです。

この方法だと超乾燥肌の方とか真冬に顔がヒリヒリしちゃうくらい痛くなってしまう、という方には良いと思うんですけれども、一般的にはもう少ししっかり洗顔したいというのが正直なところだと思うんです。

それで私も今まで色々探して、酵素洗顔とか、温泉ミネラルで洗うコズグロスパなどをご紹介してきました。これらの方法も良いと思うのですけれども、今回辿り着いたもうひとつの方法が本当によかったので、究極の方法としてご紹介したいと思います。

それが「米ぬかペースト洗顔」です。これ全然簡単で、米ぬか大さじ一杯程度を手のひらにとって適度な水分でペースト状にしていきます。ペーストの硬さはご自分で調整してみてください。

これを手のひらに広げて顔全体に乗っけるんですね。この米ぬかペーストパックをしていくだけで米ぬかが汚れを取り去ってくれる効果というのがございます。

でももうちょっとちゃんと油分を取りたい、しっかりめに、さらっと感があるぐらいまで洗い流したいという場合には、肌をこすらないでクラランスメソッドというのを試しください。

クラランスメソッドでさらさら素肌


これはフランスの化粧品会社クラランスが提案している方法なんですけれども、手のひらを、例えば両頬にピターっと貼りつけて離します。そうするとピッと吸引力というのが働いて汚れが肌から離れるんですね。手のひらをぎゅっとくっつけて離す、くっつけて離すというのを何回か繰り返します。同様に額とあごにも手のひらをぎゅーっとくっつけてパッと離す、ぎゅーっとくっつけてパッと離すというのを繰り返してください。こうすると擦らなくても油分がさらっと肌から離れていくのを感じていただけると思います。

ただ鼻の周りはクラランスメソッドがやりにくいので、穏やかに優しくなでて、毛穴の汚れが取り去られるようにしていきます。

米ぬかにはフィチン酸が含まれていて余分な古い角質をピーリングしつつ、でも保湿してくれるという毛穴ケアに最適な作用を及ぼしてくれますので、続けていくと毛穴の黒ずみというのも取れてきます。

強くやりすぎてしまうと皮膚が硬くなってすり鉢状の毛穴が目立つようになってしまうので、どうぞ穏やかになでるように行ってください。そしたら丁寧にすすぎます。

この段階でお肌をちょっと触って頂きたいんですけれども、本当にモチモチのぷりぷり、しかも見た目の透明感も一気に上がっています。私、何万個ものお化粧品を使ってきましたけれども、ここまでの洗い上がりというのは感じたことがないぐらいでした。

数百円でここまで実感を得られるスキンケアができるのであれば皆様にお伝えせずにはいられないという感じなんですね。

次回予告


ここまでで洗顔をすることができましたので今度はスキンケアに入ります。

お米づくしのスキンケアなんですが、こちらも一般的な化粧品同様、少しでも違和感を感じたらすぐに水で洗い流して皮膚科にご相談なさってください。痒みとかヒリヒリといった刺激、赤みなど、ちょっとでも異変を感じたら、すぐに対処していただきたいと思います。

ほとんどの方にはそういったことは生じないと思いますけれども、体調とかなんらかのアレルギーが起因になって、そうしたことって突然起きてしまうので、ぜひ皆様お気を付けくださいませ。

 次回は綺麗に洗顔をした夜のお肌に、どんなお米と発酵のスキンケアをしたらいいかご紹介したいと思います。今まで誰もスキンケアに使ってこなかったある食べものを使ってみたところ、ものすごい乾燥肌だった私が自ら潤える肌になってきました。もしかしたらこれは肌断食を超えたかも!?と思っています。

オイリー肌やニキビ肌にも有効なので、ぜひお聞きいただければと思います。では皆さま、お元気でお過ごしくださいませ。

おすすめの米油と米ぬか


『素朴美容』の基本は“地産地消”。住んでいる地域には、そこで生きるのに必要な栄養と力を備えた産物が育まれているから。なので、なるべく地元のものをお選びください。

また、“暑い時期には暑い地域の、寒い季節は寒いところのもの”、オイリーな肌には暑い地域の、乾燥肌には寒い地域のもの”を選んでみて。


《米油》



《米ぬか》

青森県


京都府  


石川県

↑無農薬、丁寧にふるいに掛けたサラサラの使用感でおすすめです。



熊本

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