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思い出を埋めて生活が始まる
新居の鍵を手に入れたのであとは月末までに荷物をえっちらおっちら運ぶだけなのだが、私は車を持ってないので気合いで徒歩で荷物を運ばなければならず、はたして無事に終わるのか不安である。
そもそも2人で暮らす、ということ自体にまだ現実感がない。現実感はないが手続きその他は進めなければならない。
7月は元恋人の誕生月で別に意図したわけではないが引っ越しに伴い、思い出の埋葬作業がありなんというか因果なものを感じる。ふたりで色んなところに行っていた。彼に一言楽しかったよ、とだけ言えたらなと思うが、言いたいな、と思っているうちは決して言えないのだ。たぶん。
暮らしていくとは当たり前に生活なので、食事をつくり掃除をし、お金について考えなければならない。楽しいことばかりではないだろう、すでにお互いに「なんでそんなことをする??」という行為をしており、それでもなんとかして共同生活の形に押し込め日々働き、寝て、日々を過ごすのだ。やっていけるのだろうか…。いや、やるけど。
バツイチ年増へのサポートっていやらしい響きですよね。それが言いたかっただけです。