『同志少女よ敵を撃て』【読書】
逢坂冬馬さんの『同志少女よ敵を撃て』を読み終わりました。めっちゃ良かったです。今年一。
読了するまで2週間。
返却期限が迫ってたので、今週は必死に読んでました。
主人公のセラフィマの心の変化や明鏡止水・ゾーンに入ったときの唄がかなりツボでした。
戦争反対って一重に言ってましたが、自衛のための戦争ってこういうものかって新たな見方や考え方ができました。
戦争を仕掛けられて、自衛のために戦うのは悪なのか、街が破壊されていくのを食い止めるため戦うのは悪なのか。 そんなことまであんまり考えていませんでしたが、そこで戦う兵士の心境を読めたので少し考えられました。
狙撃兵という特殊な部隊、しかも世界でも類を見ない女性部隊、何とも目のつけどころがうまい小説だと思いました。
悲しい気持ちになるので何度も読みたくはないですが、読了感がとても良いので人に話したくなる小説です。
ウクライナ戦争がもうすぐ一年(本当はもっと前からだけど)続く中、ロシアの立場に立って考えることもできるお話だと思いました。
どちらにしろ、戦争は早く終わって欲しいです。
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