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私のロビーイング日誌


【国会議員A訪問】

A議員は威圧感とかガード固めてるとかそんな政治家特有の雰囲気が全くなくて、とても好印象だった。最近議員を集め外部の講師(NHKの記者)を呼んで気候変動に関する勉強会をしたとの話。気候変動は相当に深刻だと感じたそう。あっそうそう、その時、岸田首相もこういうのに参加して肌で感じて欲しいと言っていた。えっ首相まだ肌で感じてないの??ってちょっとそこツッコミ入れるとこだったかも。
私は、CCLの活動について気候変動対策として炭素税を導入し、そのことで負担を強いられる国民のために税収全てを均等に還元(クライメート・インカム)して欲しいと伝えた。温室効果ガス10年で30%削減できると言われてる政策。今のところ、これより最強な方法ってないと私は思ってる。
A議員は、炭素税と国民への補助とは、全く別モノという固定のイメージがあるので、そんな方法があるのだという事に素朴に驚いていた。今まで参加した部会でこんな話は聞いた事がなかったとも言っていた。政府は国民の貧困対策までは頭に無いとさらりと怖い事も言っていた。
カーボンプライシングは産業界のケツを叩く政策だと言って、COPにも行った事のあるA議員は基本的にはカーボンプライシングも肯定的だった。
ただGXの移行債に対して特に疑問視をされておらず、欧州の国境炭素調整の基準に合わない可能性もあることを伝えると、逆にそしたらどうなるのかと、質問を受けてしまった。仲間Bがいつものソフトな口調で「二重で税金支払う可能性も出てきます」と説明すると、「そうですか‥私もこの事について勉強してみます!」とまた爽やかな返しをいただいた。

今回の訪問で私が感じたこと。
A議員でさえも、日本のカーボンプライシング(GXリーグ)についてさほど疑問を持っていないとなるといよいよ日本のズレてる感じは絶望的なほど深刻かもしれないという事。安易な先延ばし作戦に予算だけものすごく投入するこの政策。
政府がなんとかしようとしないで、ドンって炭素税かけて企業努力に任せるのはダメ?
CCLの炭素税導入&そのまま還元方式なら、国民のエネルギー貧困対策に予算入らずで、逆に中低所得者には多く還元があるのだから国民に奨励される形で岸田政権の支持率アップにつながる。さらに炭素税&還元なんて粋な計らいG7参加国でいきなりリードしてしまう可能性もあるし。これぞ異次元政策でしょー