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「年賀状をやめる」から思う

2024年が明けました。元日からいろんなことが起こりバタバタしています。
それでもウチの辺りにはちゃんと年賀状が届き、新年の感じがしています。

さて、そんな頂いた年賀状の中に、「今回をもって年賀状のやりとりを止めさせていただきます」という文を見ました。(昨年度あたりから見ていましたが)
「退職を機に」、「定年を機に」っていうのなら何となく分かります。職場の同僚の話では20代の方でも「止める」という人もいたとか・・

20代の方の事情はさておいて、今回、自分が気になったのは、職場に届いた会社、企業の年賀状にあった、「年賀状を止めます」の理由です。「止めます」とした理由が、版で押したように次の2つが書いてありました。(芋版なのかな?)
・デジタル化の進展の流れから
・環境問題やSDGsの取組から
「これ書いとけば文句を言われないだろう」的な匂いを感じたのは自分だけなんだろうなあ・・

特に、その理由を書いて送ってきた会社が、名前はあげないけど、牛乳を製造販売している会社だったのが余計に引っかかりました。
牛乳を販売している会社だったら「環境問題やSDGsの取組」を言うのであれば、次のことまで言及してほしいのです。

「環境問題やSDGsの取組」で年賀状のやり取りは止めさせていただきます。
その代わり、弊社では「紙パック」から「リサイクル可能な牛乳ビン」の割合を増やします、とか。
その代わり、弊社の販売商品の5%を「紙パック」をリサイクルした「紙」でつくった「紙パック」による商品にします、とか。
その代わり、弊社の協力農家は、温室効果ガスに影響を与える牛のゲップを減らすように工夫した飼料に切り替えます、とか
せめて、これくらいは書いてほしいのです。

そうでなければ、正直に「お金ありません」「商売にならないので」と開き直ってほしいのです。
「これ書いておけば文句言われないだろう」的な、テンプレ文は興ざめしてしまうのです。私的には・・

早い話が、(遅くても全然いいんですが)、「言ったからにはやってね」ということなんです。
何かを止めることにより、余力を作ったからには、そのリソースで新たな、いや、「新た」でなくても現状を改善する方向に動かなくてはいけないのではないかと思うのです。

偉そうなことを吠えていますが、現在、自分の職場でも「働き方改革」風な取組をしています。「止める」ことは、増えていますが、その分何をしていくのかの意見は増えていません。牛乳を製造、販売している会社と同じです。
出口をきちんと示して、それに向けた道筋をつけた「働き方改革」が目指すことを私の今年の目指すことにしたいです。


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