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訪問介護ヘルパーに向いている人【7つのタイプ】

介護と言ってもさまざまな働き方があります。病院で介護する人、障害者の施設で働く人、高齢者施設に勤務などたくさんあります。訪問介護事業所でヘルパーとして働くのに向いている人はどんなタイプでしょうか?7つのタイプを見てみましょう。

1人で働く方が気楽な人

施設勤務はチームで働きます。リーダーのもとで指示を受けながら仕事をします。そうしたチームプレーが苦手な人や、チームプレーもいいけど一人の方が働きやすいという人もいます。訪問介護は基本1人で訪問しケアします。1人が気楽な人は訪問介護が向いています。

ただし、イレギュラーなことが起きた場合は、すぐに相談できないことやサポートを受けられない場合もあります。サービス提供責任者にすぐに連絡がつく、事務所にいつも誰かいてくれる事業所だと安心して仕事できますね。

マルチタスクよりシングルタスクが得意な人

施設で働いていると利用者のケアをしているときにコールが鳴り、対応しなくてはいけないことがよくあります。同時に幾つかの仕事を平行して行わないといけない場合をマルチタスクと呼びます。

訪問介護の場合、利用者は1人のためケアの途中でコールが鳴ることはありません。この働き方をシングルタスクと呼びます。コールが鳴るかもしれないと思って、焦って仕事をする必要がありません。これは、訪問介護のメリットの一つと言えるでしょう。

自分のペースで働きたい人

訪問介護はチームプレーでもなくマルチタスクでもないので、自分のペースで働きやすい環境です。ケアの内容は決まっているかもしれませんが、段取りやペース配分はある程度ヘルパーで決めることができます。

自分のペースで仕事ができれば、ゆとりに繋がります。ゆとりがあると良いケアにつながります。利用者にゆとりを持って接することができます。ゆとりを持って利用者に接することができれば、利用者も喜んでくれます。利用者が喜んでくれると自分のモチベーションも上がるでしょう。

利用者とじっくり向き合いたい人

施設だとスケジュール通りに作業を進めていかなくてはいけないので、なかなか利用者と十分に接しられないと感じることがあるかもしれません。時間で追われてしまう時は特にそうです。訪問介護の場合は与えられた時間は利用者と接しられる時間となるため、より利用者と接することができます。

訪問介護では30分から1時間という時間を利用者と接することができます。施設にもよるかもしれませんが、これほどの時間を利用者と接することができるケースは施設であまりないでしょう。利用者とじっくり向き合って仕事したい人は訪問介護に向いています。

スキルアップしたい人

正直、施設での介護の方が介護の基本的な技術やマナーなどを学ぶことができます。なぜなら、施設の方が圧倒的に接する利用者が多いからです。接する利用者が多い問いことは、さまざまなケースを経験することができます。そして、施設では先輩ヘルパーがたくさんいるため、いろいろなことを聞いて学ぶ機会にも恵まれています。

では、訪問介護でスキルアップできるというのはどういうことでしょうか。訪問介護ではその場で聞く人がおらず助けてくれる人もいないので、自分で対処してこなければなりません。「頼る人」がいないことは、自分で行わないといけないのでスキルアップにつながります。

訪問介護でのスキルアップとは、技術的なものもありますが人間性のスキルアップと言えると思います。つまり、人に頼ってしまう自分を変えて、自分でしっかり対応して行くスキルを学べるということです。自分で調べて対応する、どうしたら上手に行えるか試行錯誤するといった、まずはやってみる気持ちを育てることができるでしょう。

適度に休憩が欲しい人

施設では休憩時間が来るまではゆっくり腰を下ろして休むことはできないかもしれません。訪問介護では利用者の自宅を訪問するため、次の訪問先まで移動時間がかかります。車で移動する人も多いでしょう。

運転しないといけないとしても、利用者と接しておらず、いくらか緊張から解かれてホッとできる時間を取ることができます。移動時間を「休憩」と考えると、適度に休むことができます。訪問、移動、訪問、移動という感じで適度に休憩を挟むことができるのも訪問介護のメリットの一つと言えるでしょう。

柔軟な対応を磨きたい人

グループホームやデイサービス、有料老人ホームなどさまざまな施設がありますが、訪問介護だけ特別と言えることがあります。訪問介護以外のサービスはすべて利用者に来てもらうのに対し、訪問介護だけが行くサービスということです。

言い換えると来てもらうサービスは利用者に環境を受け入れてもらう必要があります。訪問介護はヘルパーが環境を受け入れて仕事をするスタイルです。食事を提供するサービスを例にとって考えてみましょう。

施設の場合、食堂などの環境で食事が作られるかもしれません。慣れた環境で食事を作り利用者へ提供されます。訪問介護の場合は、行った家ごとに環境も材料も作るものも変わります。十分な食材がなかったり、十分な調理道具がなかったり、調味料もあるもので作らなければなりません。

迷っている時間もあまりないため、柔軟に対応して食事をする必要があります。環境だけではなくその時の状況にも柔軟に対応するスキルを身につけることができるでしょう。

まとめ

訪問介護ヘルパーが向いている人をタイプ別にお伝えしました。すべてが当てはまらないと向いていないということではありません。どれか1つでも当てはまるなら訪問介護ヘルパーに向いている可能性があります。

今まで訪問介護を検討したことがなかった人も向いているタイプが1つでもあるなら訪問介護を検討してみるのはいかがでしょうか。

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