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訪問介護でヘルパーを困らせる利用者6タイプ

訪問介護は一人で訪問しなければならない分、利用者と一対一で接することになります。利用者によっては「続かない」と思うケースがあります。今回はタイプ別に分けてご紹介します。

嫌味を言う人

私たちは利用者が自宅で生活できるように仕事をしています。そんな中で嫌味を言われると辛く感じます。時々なら聞き流せる嫌味も、度々言われるとストレスも大きくなります。自分が疲れていたり体調が微妙なときは特に心に響いてしまいます。

上手に付き合うことができれば良いのですが、そうできなくてもそれは自分が悪いわけではありません。嫌味を言う人に問題があるのです。そこを間違えないようにしましょう。

上下関係で見る人

高齢の方の中には女性を下に見ることが生き方になってしまっている人がいます。自分のことを決めつけて話してきたり自分の方がわかっているという態度は、ヘルパーにとってストレスとなります。利用者もそうした環境で育ってきたので、好きでそのような見方をしているわけではないかもしれません。

ストレスになる場合は上司に相談しましょう。上手に接することができる人もいるかもしれませんが、自分がそうできなくてもがっかりしなくても大丈夫です。自分が上手に接することができる利用者がいるのも事実なので、自分が役立てられるところで仕事しましょう。

セクハラする人

性的な嫌がらせは犯罪です。相手が高齢者であっても許されるものではありません。上司の中には「上手に受け流す」ことがヘルパーとして大事かのように言う人もいるかもしれません。それは間違いです。

上司や会社がしっかり対応してくれない場合は、我慢する必要はありません。性的な嫌がらせをする利用者に接したくないとはっきり言うことができるでしょう。どんな嫌がらせも自分が嫌だと思えば、他の人から見て小さいと思うことでもはっきり断ることができます。

上司や会社が守ってくれないなら、自分の身は自分でしか守ることができません。性的な嫌がらせのような犯罪を受けながら、仕事をすることは求められていないことを覚えておきましょう。

家の状態が明らかに不潔な人

訪問介護をしているとまれに家の中がとてもひどい状態のケースがあります。ヘルパーの仕事には「掃除」もありますが、そのような場合の掃除はヘルパーの仕事ではありません。むしろヘルパーができない「大掃除」に含まれる分野でしょう。

そのような家の場合は、上司やケアマネと相談してまずは業者を入れて掃除してもらうことが必要かもしれません。いったんキレイになれば、あとはヘルパーが必要な回数訪問することで状態を維持することができるでしょう。

タバコを吸う人

普段の生活でタバコを吸うか吸わないかはその人の自由です。しかし、ヘルパーが訪問している間はタバコを吸わないようにお願いすることができます。これは、訪問が始まる前にケアマネや上司を通して伝えてもらうことが必要です。

訪問中にタバコを吸われるとヘルパーの体に明らかに害があります。それは避けたいですね。タバコを吸う人の訪問をする場合は、家の中でタバコを吸う部屋のものや壁にもニコチンが付いている場合があり、そのニコチンも体に害があります。

タバコを吸わないことに同意してくれた場合でも手袋をして訪問するなど対策することで、体への影響を最小限にすることができるでしょう。

できないことをするように圧力をかける人

頼みやすい優しいヘルパーさんには、ヘルパーができないと分かっていることをお願いされることがあります。他のヘルパーさんにお願いして、すでに断られているケースもあります。

はっきりできないと分かっていることは「できない」とストレートに伝えることができます。利用者がこちらの優しさに訴えてくる場合は、「上司と相談しますね」と言って対応することができます。

最初の段階で「これくらいならいいか」と行ってしまうと、徐々にエスカレートしてしまうこともあります。できないことはできないとはっきり断るなら、「この人は言ってもダメなんだ」と分かってもらえます。最初はギクシャクするかもしれませんが、長い目で見たときにその方が利用者と良い関係を続けやすいことを実感できるでしょう。

まとめ

今回はタイプ別にヘルパーを困らせる利用者について考えました。きっと他にもあるでしょう。困らせる利用者がいることも事実ですが、感謝してくれる利用者もたくさんいます。困らせる利用者には相応しく対応して、仕事にやりがいを感じられるといいですね!

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