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遠い人なのに、すごく近く感じる。そしてワクワクがハンパない。『まなの本棚』

なんかいい本ないかなーとメルカリを眺めていたときに見つけた芦田愛菜さん著『まなの本棚』。ご本人お気に入りの100冊の本を紹介する本のよう。

「え!?芦田愛菜ちゃん本出してたの!?読みたい!!」が最初の反応。

次に浮かんだのが"疑い"だ。

「ほんとに本人の言葉で書いてあるの?」「ただ本を出版したい"大人たちの意思"で出された本じゃないの…?」と…。

テレビで見る芦田愛菜ちゃんにはすごく好印象を抱いているし、歳下なのに「人生何周目?」と聞きたいぐらい出来た人と感じていてすごく尊敬している。

それでも「芸能人」「有名人」という性質上、友だち相手には絶対思いもしないひどいことが、失礼すぎることが頭をよぎってしまった。

念のため、軽くネットで検索して悪い評判だらけじゃないことだけ確かめて、大丈夫そうだったので購入した。(やっぱり失礼)

昔、好印象を抱いて尊敬していたピアニストさんの本を見つけて、嬉々として読んだことがあった。でも、本人が書いた本ではなく、お母さんが書いた本だった。子どもの私は、表紙や本の後ろの方に「著者」が書かれていることを知らなかった。それでも内容が面白ければ良かったけど…平たく言えば「親バカ」な文章で、それも微笑ましいものではなく、幼心に気持ち悪いと感じるものだった記憶がある。

そんな思い出があったので、有名人の本は警戒して入るきらいがある。

わたしも少しは大人になって、忙しいお医者さんでもせっせと自分で文章を書く人もいれば、ひろゆきさん(『無敵の思考』を読みました)のように、堂々と本作りは他の方に任せる人もいることが分かってきたけど。

購入後は、疑っていたことも忘れ、「早く読みたい、早く読みたい!」となっていました。

届いてみて、いつものくせでパカパカと本の真ん中あたりを開いてみたら、iPS細胞の山中伸弥先生とまなちゃんとの対談があった。

あ、ネットで話題になってた対談だ。
読まねば。

と思って読んでみたらめちゃくちゃおもしろかった!

この対談だけで「やっぱりまなちゃんも人生1周目で、まだまだ成長中なんだ…。まなちゃんの読書量、理解力、お仕事での経験などがあって、あの"めちゃくちゃすごいまなちゃん"がいるんだ…。」って思えた。

この本を読む前からまなちゃんに好印象をもっていたけど、実はまなちゃんのことはあまり知らない。というのも、有名な出演ドラマ「Mother」や「マルモのおきて」をまず見たことがないのだ。

どう思い返しても、まなちゃんの演技を見たのは映画「パシフィック・リム」しかない。そのときの演技と、テレビやネットでで少しかじった「忙しいのに読書家らしい」「超難関校に合格したらしい」という知識だけで、ずっと尊敬している。現在放送されているテレビ番組「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」もときどき見ていて、さらに好印象を抱くようになった。あくまで"好印象"…。「好き」と言えるほど、まなちゃんのことを知らないんだよね…。

話は『まなの本棚』に戻って、真ん中の対談を読んだ次は、本の先頭から読んでみた。

うん、面白い!まなちゃん本人の言葉だと分かる。出版のプロたちのサポートがあったとしても、この話は、芦田愛菜にしか書けない。

そしてイヤな感じが全然しない。読んだ本の量や、地頭の良さをひけらかすこともない。かといってわざと子どもらしく振る舞うこともない。芸能人として大活躍していることへのおごりも無い。テレビで見る「素敵な人」そのままだ。

まだこの本の半分も読み終わっていない。けど面白すぎて、いまの感動を残しておきたくて、先走って書いてしまった。

まなちゃんが、卓越した集中力、理解力をもっていることは、この本を読む前から知っていたし、この本の言葉の端々からも伝わってくる。

でもまなちゃんも人生1周目の1人の人間で、素敵な心、感性、表現力をもっていて、「本に魅せられた1人」なんだということを、新しく知ることができた。

まだまだ半分以上残っているまなちゃんの文章をたっぷり楽しみたいし、紹介されている本もいろいろ読んでみたいし、今はかわいい歳下の女の子として"まなちゃん"と心の中で呼んでるけど、もっとまなちゃんのことを知って敬意を込めて「愛菜さん」に変えていきたいし、それでいて堂々と「好き!」と言えるようになりたいし、いつか、"まな10代後半ver.、20代ver.の本棚"も読みたーい!!

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