note社は2023年時点で、いくら現金を保有しているか？

はじめに

note社は、「note」というオンラインのテキストプラットフォームを運営する会社です。あなたが今見ている、この記事もnoteで書かれていますね！

そんなnote社ですが、決算情報から「2023年現在、いくら現金を保有しているのか？という情報をわかりやすくまとめました。

結論でいうと「2022年11月期では、2,188百万円(21.88億円)」となっています。

売上、営業利益、現金など

以下に、note社の売上、営業利益、最終利益、および現金の推移をまとめます。なお、数字を見るのに慣れていない人向けに「○億円」という表記もしていますが、その場合は、ざっくりと数字を丸めています。

売上高

• 2020年11月期：1,152百万円(15.2億円)

• 2021年11月期：1,884百万円(18.8億円)

• 2022年11月期：2,317百万円(23.1億円)

売上は順調に上がっています。

営業利益

• 2020年11月期：-293百万円(-2.93億円)

• 2021年11月期：-456百万円(-4.56億円)

• 2022年11月期：-732百万円(-7.32億円)

逆に、営業利益は下がっています。決算資料では、

先行投資の影響により、営業利益・当期純利益については、マイナスで着地しています。

と説明されています。ただ、こちらは上場時点の業績予想からは、1億2,000万円ほど改善しているようです。売上の拡大と、コストが想定以上に縮小が原因だとか。

現金等残高（キャッシュフロー）：

• 2020年11月期：1,524百万円 (15.24億円)

• 2021年11月期：872百万円(8.72億円)

• 2022年11月期：2,188百万円(21.88億円)

これらのデータから、note社の営業利益は過去3年間で減少傾向にあり、特に2021年から2022年にかけて大きく減少しています。

一方で、現金等残高は2021年から2022年にかけて増加しており、企業の現金流動性は改善していると言えます。

参考

決算資料の書き起こしはこちらから。

note、通期の売上総利益は前期比+28.1%　note・note proの両事業が順調に拡大