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ステロイドユーザーとは違う!ナチュラルはこの2つを増やせ!

ナチュラルが筋力、サイズともにしっかりとつけていくためには、トレーニング頻度を上げるのが基本的な戦略になります。ナチュラルにとって頻度は王さまです。細かく分割せずにできるだけ大きく分割して、部位ごとの頻度を上げていくことが有効とされているのですが、それには幾つかの明確なメリットがあります。ナチュラルはトレーニング頻度を上げることで次の2つを増やすことができます。逆に言うとトレーニング頻度を上げてこの2つを増やすことはナチュラルにとってとても重要なことになります。

運動学習を増やす(Increase your motor learning)

これは言い換えるとトレーニング種目の習熟度を上げるということです。
その方法は単純で、その種目を繰り返し、しっかり行っていくということです。部位ごとに行う種目をむやみに増やさず、限られた種目をしっかりと習熟していくことが大切です。
より重いウエイトが扱えるようになり、筋線維の動員を改善し、筋肉に直接より多くのメカニカルテンションを生み出すことができるため、より良い長期的な成長をもたらします。
いろんな刺激を筋肉に与えるのは重要なことですが、そもそもちゃんと刺激をあたえられていなけば意味がありませんよね。
ハイレベルなボディビルのトレーニングは、様々な種目を様々なレップレンジや角度から行っていくことが筋肥大の鍵だと言えますが、ナチュラルでも特に初心者から中級者の間は、基本的なビッグリフトを中心にしっかりとやりこんでいくことで、筋力、筋肥大ともに継続的に行っていくための体の基礎ができあがります。
しかしながら、ベンチプレス、デッドリフト、スクワットなどの基本的なビッグリフトは、フォームの習得が難しく、しっかりとしたフォームで対象の筋肉にうまく刺激が入れられるようになるまでには、結構な練習が必要になります。
とにかく、大胸筋であればベンチプレスかダンベルベンチプレスのどちらかをメイン種目に選んで、ただひたすらやりこんでこれなら完璧に効かせる事ができるという自信が付くまでやってみるのが良いのではないかと思います。
いろいろな種目に挑戦するのは基礎がしっかりできてからでも遅くはありません。でも、なんでこれがナチュラルに必要な事なのかよくわかりませんよね?ステロイドユーザーでも同じなんじゃないかと思うでしょう。
これはやはりナチュラルは高頻度で分割は大きくしてあまり細かくやらないという事に関係してきます。分割を細かくしないという事は、一回のトレーニングで部位ごとに行える種目数が減るという事です。
例えばブッシュ・プルで分割した時にプッシュの日には胸、肩、三頭、脚をやってしまわなければならず、各部位行えたとしてもせいぜい1種目~2種目です。そして、ナチュラルに推奨されるのは一度に沢山の筋肉を刺激できるコンパウンド種目なので、必然的に基本的なビッグリフトが主な種目になります。
対照的に1日1部位のブロスプリットの場合は、胸の日に4種目程度やると考えると、その全てを基本的なビッグリフトにすることは難しく、マシンやケーブルを使った種目、アイソレーション種目が半分くらいは入ってくることになります。
そうなると、コンパウンド種目では高重量を扱って、ケーブル種目やマシン種目ではパンプを狙ってというように種目によってレップレンジをかえてしっかりと追い込む事ができるのですが、プッシュプルのように2分割やプッシュプルレッグのような3分割では、そういうわけにはいきません。
そういう意味で必然的に少ない種目を極めていくという事が大切になってくるわけです。

筋たんぱく質の合成を増やす(Increase your protein synthesis)

各部位をトレーニングする頻度が高いほど、筋タンパク質合成が多くなります高いトレーニング頻度は、筋タンパク質合成プロセスを長い期間行うための鍵です。研究により、筋タンパク質合成はトレーニングに反応し、その後約24〜48時間続くことが示されています。
これは、各筋群を頻繁にトレーニングすることが、タンパク質の合成をピークに保つために、筋力とサイズの向上に欠かせない主な理由の1つです。筋肉をトレーニングする頻度が高いほど、一貫した筋タンパク質合成が行われます。
また、筋タンパク質合成はアナボリック状態を維持し、テストステロンレベルを上昇させます。その結果、サイズと強度が一貫して向上することが期待できます。
ナチュラルは、ステロイドユーザーとは根本的に違います。
ステロイドユーザーは別にトレーニング頻度をあげなくても筋たんぱく質の合成は高い状態に保たれていますので一部位週一回の細かい分割を行っても高い効果を得ることができます。
ナチュラルは頻度を上げることでトレーニングが上達し、筋たんぱく質の合成が高い状態がキープできるようになるので、高頻度トレーニングこそナチュラルが取るべき基本的なトレーニング戦略ということになります。
お気に入りの種目を飽きるほどにやりこんでいくことがナチュラルがまず最初にやるべきことだと言えます。
個人的には最初はベンチプレスとチンニングだけをとにかくやりこんでいくだけでも立派にボディメイクが成立するのではないかと思います。
一貫性を持ち継続していけるのであれば、好きな種目、やりたい種目、伸びていく種目を夢中になってやりこんでいくことが成長の近道だと思います!
しかしながら、上級者になってくると1回のトレーニング強度が高くなり、疲労もその分大きくなってしまいますので、頻度は下がっていく傾向にあります。
トレーニングの目的自体も、すでに筋肥大については限界に近付いているため、初心者から中級者とはそもそも狙いが違ってくるという事もあります。
上級者ほど、ナチュラルでも分割が細かくなる傾向にあるという事も覚えておかなければなりませんね。
ですので、初心者から中級者がデカい人、いわゆる上級者のトレーニングをそのま真似をしてしまう事もあまり良い事ではありません。
むしろ、その上級者の人がトレーニングを始めたばかりのころ、どんなトレーニングをしていたのか教えてもらう方がよほど意味のある事だと思います。

ともあれ、ステロイドユーザーはいきなり上級者みたいなトレーニングをやって効果をだしてしまうので、たちが悪いですね。
ステロイドユーザーのトレーニングは最初から最後までナチュラルの参考にはなりません。

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#筋トレ #アンチステロイド #ナチュラルトレーニング #トレーニングメニュー

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