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ナチュラルが限界を突破するためにできるただ一つの方法

筋トレは自分の限界への挑戦だと言えると思います

しかし、私のように中々体が大きくならない強くなれないという人は少なからずいるでしょう。
遺伝的才能に恵まれなかった普通のトレーニーは、自分の限界に対して無力なのか?ただ屈服する事しかできないのか?
でなければ結局ステロイドなどの薬物に頼るかしかないのか?
という事になってしまうのですが、あきらめるのは少し早いと思います。
多くの人は、筋肉を成長させるためには、トレーニングをしてしっかりと休養を取る事が大切だと考えていると思います。
特に年齢を重ねたトレーニーが毎日のようにトレーニングセッションをこなしていくのは、実際かなり大変な事です。
週あたりのトレーニングの回数を3回以下程度にとどめる人の理論の背景にあるのは、休んでる間に筋肉が成長する事への期待だと思います。
あまりトレーニング回数を増やしすぎても、ちゃんと回復できるのはステロイドユーザーだけだと思っているかもしれません。
ステロイドユーザーと同じようにはトレーニングできないんだという事ですね。

トレーニング回数について

確かに、ステロイドユーザーはナチュラルに比べて回復が早いのですが、だからと言ってそれが、ナチュラルに週あたりのトレーニング回数を減らすスタイルがあっているという理由にはなりません。
むしろ、それは間違っています。
まず体を動かす事、より多くトレーニングする事は、サイトカインの放出によって回復のプロセスをスピードアップします。
強度とボリュームが適切な範囲に調整されている限り、週あたりのトレーニング回数を増やすと、むしろトレーニングからの回復は早くなるという事です。
そして、トレーニングの回数を増やすと、体はそれに順応していくため回復力が少しずつではありますが高くなっていきます
かんたんに言えば、体が厳しいトレーニングに慣れてくるという事です。
そういった理由から、トレーニングの回数を減らす事はむしろ回復にとっては逆効果になります。
トレーニングは、神経系、ホルモン系、免疫系に全身的な影響を及ぼします。様々なトレーニング種目による疲労は、少なからずオーバーラップするので、しっかりと疲労をコントロールしながらできるだけ週あたりのトレーニング回数を増やして行く事が大切です。
しかしながら、最初に言った週3回以下のトレーニング回数が、うまくいくという人も実際なかにはいます。
その分1回のトレーニングボリュームが増やせるので、そういった1度にハイボリュームトレーニングをすることが得意な人は回数を減らすメリットがあると言えます。実際、週3回全身トレーニングをしてうまくいっている人は結構沢山います。
しかし、回数も少なくボリュームも低いという事になると、体の回復能力には良い影響は生まれませんし、筋肉の成長や増加は少なく、殆ど良くはなっていかないでしょう。
基本的に殆どの人が週4日も5日も回復するのに必要はありません。

普通のナチュラルが限界を超えていくたった一つの方法

とにかくトレーニング回数を増やすという事です。
その場合、しっかりと週あたりのトータルボリュームはコントロールしなければなりませんが、週4日で行うトレーニングを週6日にする事で、週あたりのトレーニング回数は増やす事ができ、1回あたりのトレーニングボリュームは抑える事ができます。私はエブリカールをやっているので、実質的に週7日毎日トレーニングしているという事になりますが、1日あたりのトレーニングボリュームがコントロールできているので、体の回復が間に合わないという事は起きていません。
そして、少しずつトレーニングボリュームと強度を上げていくことができています。
エブリカールでは、当初使用していたダンベル重量が軽くなってしまったので、少し重くしました。
少しずつではありますが、トレーニングを厳しくしていきながらレベルアップできているという事です。
トレーニングの回数を増やすことは減量時に代謝を高い状態に保っておけるというメリットもあります。遺伝的にも全く普通か、私のようにむしろ才能が無いと思われるようなナチュラルが、自分の限界を突破していくのは簡単ではありません。だからと言って、アドバンテージが見つけられないわけではありません。私のアドバンテージは、ただひたすら毎日続ける事ができるという事です。

結局は仕上げた体がモノを言う

しかしながら、どんなに一生懸命やっていたとしても、結局は仕上げた体が全てです。
筋トレは、むしろ高い集中力や、限界まで追い込む精神力の方が重要で、それに打ち勝った人だけが、自分の限界を突破して周囲を圧倒するような体を作って行くことができます。
継続も重要なのですが、一回一回のトレーニングにおいては勝つか負けるかの局面を自ら作り出してそれに勝つ必要があるのです
そこに大きな才能の差が表れてしまうのかもしれませんが、とにかく毎日毎日ただひたすらに続けていくこと、そして、その毎回のトレーニングで小さな挑戦を繰をくり返していくことが、普通のナチュラルが限界を突破するただ唯一の方法なのです。普通のナチュラルが普通じゃなくなるためには、トレーニングで限界を超えるしかないのです。
自分自身のトレーニングに対する理論と努力によって、仕上げた体だけが、その人が言っている事、やってきた事が正しいのか間違っているのかを証明する唯一の方法です。私の理論は正しいとか、私のトレーニングは間違っていないとか主張する必要はそもそも全くなく、ただ仕上げた体を見てもらうだけですね。あとは見た人の評価にゆだねるしかありません。結局は、限界を突破したいなら、毎日もっと一生懸命トレーニングしろという事になります。

余談ですが・・・

話は変わるのですが、最近本当に若い世代でまだまだトレーニングを始めて何年もたってないような10代から20代前半のトレーニーが人気筋トレ系YouTuberのようになりたくてプロを目指してステロイドに手をだしてしまったという話をよく聞きます。
いったいどれくらいの人がすでにステロイドを使っているのか、もう想像をはるかに超えているのではないかとすら思えて来ました。
プロを目指してコンテストに出場するのなら、ステロイドを使う事が当たり前になってしまっています。
これを単純に価値観だけの問題にしてしまうのは、私は絶対に良くないと思っています。
努力ではどうしようも無い事は沢山あり、それを認める事はとても大切な事です。
しかし努力でしか成し遂げられない事はそれ以上に沢山あります。
ステロイドを使うのはその両方を否定する事で、自分の本当の可能性を否定する事だと私は思います。

私はワンピースのキャラクターならウソップとそげキングが一番好きです。
ドラゴンボールのキャラクターならクリリンが一番好きです。

#ナチュラルの限界 #トレーニング回数 #アンチステロイド #筋トレ

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