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読書ログ「自分で育てるシンプルライフ:小さな「農」でここちよく」金子由紀子

今は神奈川に住んでいるけど、実家は農家だったからか、ベランダ菜園だとか観葉植物は一人暮らしを始める時から当たり前のように育てていた。

自分で植物を育てるのが好きという人は、なんとなくいい人だと思ってしまう所がある。空き缶ポイ捨てしないだろうな、というか・・・

価値観の根本が一部一緒だからかそういう人の話は、聞いていて「ん?」と引っかかる所がないのと、関心を寄せる所が同じなので入ってきやすい。

著者の金子由紀子さんのこの本もするっと読めた。いずれは露地で野菜やってみたいなと思っていて、この本は経験談を聞いているようで楽しく読めた。

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ーー 1箇所だけ抜粋 ーー

「「農」とシンプルな暮らしは極めて親和性が高い」

たしかに!うっすら感じていた所を言語化してもらったというか、するっと腑に落ちた。

「しっかりと地に足つけて、ひとつずつ把握して生きていきたい」思いが私のシンプルライフへの憧れの根本にあって、

スーパーで近所の農家さんの作った野菜コーナーに惹かれたり(高いと買えないけど)、

ゴミをしっかり分別してトイレットペーパーになるのかなとリサイクルに思いを馳せたり、

ファストファッションを気軽に買うのも好きだけど、クローゼットの服数は減らしてずっと着たいと思う服をちょっとずつ集めたりとか、

最近は、米ぬかでできた酵素洗顔を買ってみた。米ぬか効果で下水も綺麗になるらしい。ラベルの原材料のところにカタカナが羅列されてないと、少し嬉しくなる。実際いい事なのかは素人なのでわからないけど、原材料の数が少ないと昔から作られてきた古き良きもの感があって、使っていて気分がいい。

そういう事が好きな人にとったら、小さな「農」はぴったり。そうだよな、と腑に落ちた。

エコで、節約で、楽しみで、癒しで、最近の言葉でいうとエシカル。そういう物が好きな人に読んで損にならないとオススメの本。

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