人を駆り立てるもの

命令は禁止するものばかりではなく
〜しろ
〜であれ
という形の命令もある。
これは親が子供に
どういう子であって欲しいか
という希望を込めた命令だ。

これを"ドライバー"と呼ぶ。
駆り立てるものの意味だ。


禁止令やドライバーを含めた命令は
特にストレスを感じた時に頭の中に流れるが
その際、まずはじめにドライバーを聞き
それに従えなくなると禁止令を聞く。
そしてその大嫌いな禁止令を聞く時
いつも特定の不快な感情を感じるが
その感情については、またお話する。


ドライバーにも決まったものがある。
今回は全部で5つだ。

・人を喜ばせろ
・努力せよ
・完全であれ
・強くあれ
・急げ


この通りには言われてないかもしれないが
禁止令が態度などで伝えられたのに対して
これらは言葉で伝えられてる事が多い。

例えば
本当に面白い子だねとか、
すぐ泣くな!とか、
こんな問題できて当然だとか、
グズグズしないで!とか
恐らくそんな風に。


ドライバーに従っている時は
禁止令を聞かなくて済み
また、自分の存在や価値を認められる。

つまりこの命令に従っている時
頭の中では
もしドライバーに従うなら
禁止令を無視して良い
という文章が流れている。

このドライバーの命令は
全人類が5つとも全て持ってはいるが
どれを一番よく聞くかによって
その人の性格も変わってくる。

ドライバーに従っているとき
人は一定の行動をする。

なのでこれも
その人を観察すれば
あるいは自分で自分を観察すれば
今どのドライバーに従っているかが分かるが
それもまた、別でお話する。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?