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就活タイミングでなぜインドへ?|就活生のインド研修記①(2010年当時の記事を再掲してみる)

悲報。なぜかよくわからないのですが、ちまちまとGmailの整理していたら、不要なメールを全削除したつもりが、残しておきたかったここ10年分ぐらいのGmailのメールまで完全削除されてしまいました。なぜ…なぜなの……。

恩師やお世話になった方からのメールなど、保護フォルダに大事にしまっておいたメールだけでも助け出したかった…。悲しい……。悲しすぎる…。皆さんからの言葉は私の力だったのに…。ふと見返す夜もあったのに…。でも、今までの私を支えてくれたことに感謝して進んで行かないといけないのかもしれません。いや、そうするしかありません…。

そんな中、大学時代にゼミの先生と先輩方と行ったインド研修旅行をまとめたレポート記事の原稿が奇跡的に残っていました。この原稿は、ダイヤモンド社の大学生向けサイトで学生記者をしていたことで、全5回の連載記事として掲載してもらったものです。

このサイトも今は閉鎖になってしまっており、今では私ですら読むことができないのですが、いつぶりか思い出せないほどひさしぶりに原稿を読んで「今はもうこんな文章書けないかも……」と我ながら驚きの内容。

書いたのは2010年と古いのですが、せめてこの原稿だけでもnoteに再掲して、このメール全削除の悔しさを成仏させよう!と思い立ち、すこし恥ずかしい気持ちもありますが、何回かに分けてお届けしようと思います。


※2010年12月時点の内容です
※当時の原稿からほとんど修正入れていませんが、あまりにも気になる部分や、補足が必要な部分は追記しました。
(余談:原稿にタイトルも見出しもないのですが、当時どうしてたんだろう…まったく記憶がない……)

「就活」
いわずもがな「就職活動」のことです。

大学3年生であればこの言葉を聞かない日はないことでしょう。
どこにいってもこの話題で溢れています。
 
セミナーや説明会は毎日のように開催され、
就職支援サイトからのメールは一日で数え切れないほど届くことも。
いつの間にか3年生の髪の毛は茶色から真っ黒に変わり、
学内にはスーツ姿の3年生がたくさん。
少し前までは違ったのに、どこでこうして切り替わるのかは、
就活7不思議のひとつだと私は思っています。
 
そんな私も例にもれず3年生。就活生です。
 
ほんのすこし前に大学に入学して、3年生になって、
最近ようやく自分の学科がどんなことを勉強するのかわかってきて、
学科の勉強がおもしろくなってきた矢先に就職活動のスタート。
 
「今年で3年生になりました。就活生です。」
と親戚や近所の人に会ってこう言うと、
たいてい「早いわねぇ!まだ3年生でしょう?」という反応が返ってきます。そしてそのあとに続く、「昔はそんな早くなかったわよー?」の言葉。
 
就職活動、早いところだと、もう選考が始まっています。
11月、12月はセミナーや説明会ラッシュ。
開催のお知らせがきてすぐに予約をしないと、
人気の企業ではすぐに満席になってしまいます。
満席になるまでのその速さは目を見張るものがあります。
なかなか予約がとれません。
 
そんな中、12月4日から約1週間、私はインドにいくことを決めました。
ただの旅行ではありません。ゼミの先生と一緒です。
 
私の所属しているゼミは国際政治を学ぶもので、
担当の先生がインド政治の専門家であるということで、
今年の後期は主にインド政治について学んでいます。
このことからインドへの研修も開催が決定されました。
 
このインド研修への参加を決めてから、同じ3年生から
「大学院にいくんでしょう?」と言われたり、
「就活しないの?」と聞かれたり。
 
1週間インドへ行くだけで、しかもゼミで行くのに、
そんな風に思われることにただ驚くばかりでした。
 
このインド研修への参加者も、
3年生の多いゼミにも関らず、3年生は私1人。
他は4年生と院生というメンバーでした。
多く聞かれた不参加の理由が「就活があるから」というもの。
 
私も就活生であることに違いはなく、大事であるといわれるこの時期に、
インドへ行くことに迷いがなかったわけではありません。
 
だけど、インド政治の専門家である先生と一緒にインドへ行って、
実際に自分の目で見て、感じて、勉強することができる。経験することができる。
今までのようにインドの現状を机上で字づらをおうだけでなく、全身で感じることができる。
こんな機会、もう人生でこの先ないかもしれない。
 
それに私が大学1・2年生、そして今も関わっているケニアと、今回の研修先インドは、同じイギリス植民地であったという歴史的背景を持ち、チャイ、チャパティ、サモサといった食べ物が共通して存在しています。

食べ物以外にも、ケニアとインド、もっともっと共通点や似ている部分があるのではないか。このことも以前から個人的にはすごく気になっている事柄でした。

いつかはインドに行こう。ケニアと比べて見てみたい。
そうずっと思っていました。
 
そんな時に訪れたインドへ行けるチャンス。
すぐに私の中で、インドに行かないという選択肢はなくなりました。
 
就職活動は早く始めた方が有利なのかもしれない。
焦りがないといったら、ここも嘘になります。
 
だけど、自分を信じて、今しか得られない経験をインドで得よう。
いかにひとつの経験からたくさんのことを吸収していけるか、が大切。
短い間だけど、インドのこと、吸収できるだけ吸収しよう。
インドの現状を自分の目で見て、色々なことを感じよう。
 
そう心に決めて、参加を決めたインド研修。
これから何回かにわけてレポートしていきます!
 
Let’s Go India!チャローインディア!

(立教大学3年 高橋明日香)

写真も当時のものを使用。今みるとガサガサ…苦笑

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