依存症

親から愛されることを教わらなかった私は
人から愛されるように、嫌われないように
努力して生きてきた。

相手の気持ちを推し量って、
その人がしてほしいこと、言ってほしいことをいって
気に入られるようにしてきた。
でも、そんな関係はいつまでも続かなくて
あ、もうその人にとって私が邪魔な存在になる前に、
そう悟った瞬間、今まで大事にしてきたもの全部すてて
次の依存先を探すようになった。

それがいつしか、いくつも依存先をもつようになってしまった。

いつか離れていくなら、いなくなるなら
初めから出会わなければよかったのに、
何度もそう思った。

人の温もりを知らなければ、寂しい気持ちなんてわからなかったのに。

いつだったか、ある人に
私は「人を沼らせる天才」って言われ、結構心にグサッときた。
自分を守るためにしてきた行動は、
結局自分のことしか考えていなくて、
考えていたはずだったの相手の気持ちなんて
何一つ分かっていなかったんだと痛感した。
そして私の存在がその人を傷つけているなんて思いもしていなかった。

私が初めからいなければその人は傷つかずにすんだ。
でも、その人がいなければ私は辛くて生きていられなかった。

誰かを不幸にするくらいなら私はいない方がいい

けど私は誰かなしでは生きていけない寂しい人間なんだ
そう理解している。

自分に好意ない人はこわい
何気ない一言に傷つく自分が嫌だ。

これからどうしよう


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