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海外需要が高いカードをリサーチする術

どうも不穏なメアリです。

以前PSAの習得率に関するnoteを書いてから久々に執筆しますがあの頃と比べると知名度はかなり高まり日頃から関わってくださったり日々見てくれる読者のお陰です。この場で感謝いたします。

今回のテーマは

「海外需要の高いカードをどう探すか」

実際に昨今では海外需要やebayのデータを基にして高騰予想する方や実際に相場上昇する事例が多くなりました。確かにインフルエンサーがその銘柄を発信してそれに沿ってカードを買うのも有りだとは思いますがやはり自分から先行して外需が高いものを見つけ予め動く方が安定的かつ強いです。

所がいざ探そうと思ってもやり方を知らないと全く先手を打てないと思います。今回はそんな貴方に段階を踏んで外需高きカードをサーチする手法とその理論を提供し誰でも手軽にサーチできるようにさせていくためこのnoteを執筆致しました。またそれ以前に"海外需要が高いと何が得なのか"という根底も最初に解説しております。最後まで読んだ際にはとても役立つ知識を手に入れたと思い世界は一段と青く見えることでしょう。

実際これら手法とその理論は執筆前にスペースで話させていただき、好評をくれたリスナーさんの方もいらっしゃいました。

スペースを聴いてくださった方はこのnoteの内容はほぼ同じものとなっておりますので少し飽きるとは思いますが振り返り程度で使っていただければ幸いです。

それでは、前書きはこの辺にしてでは本題に移っていきます。



外需が高いとそもそも何が良いのか

 
 そもそも論として海外需要が高いと何故その銘柄は強いのかを理解することから始まると思います。日中需要が高い女の子なども相場上昇はしてるし欧米や西欧需要が強いからといって女の子でも問題なくねって思う方はいらっしゃると思います。確かにナンジャモやリーリエは投資銘柄として非常に強いですが、博打的な要素が強いです。ですが外需が高いカードはその根底さえ理解すれば安定的に利益を出せるというのが個人的な強みだと思っております。何故そうなるかを今から解説します。

投資面で外需高きカードが強い理由

 例えとして

日中の2カ国で人気な商品で在庫量は3000しかない物をA
・日中米英豪の5カ国で人気な商品であり在庫量は5000しかない物をB
・A.Bの商品両方は日本でしか生成されない
・1年を通して日本以外の1カ国に対し在庫の200個は流れていく
・5年を上限とし考える
・日本においてA.Bの需要は同じものとする

という設定を立てた上で議論していきます。

1年目

Aの商品は日本2800個  中国200個
Bの商品は日本4200個  他国合計800個

となっておりまだAの方が日本での在庫量は少なくBより日本では供給が少ないため高いのが現状です。しかしここから年月を経ち3年後〜5年後を見てみましょう

3年目

Aの商品は日本2400個  中国600個
Bの商品は日本2600個  他国合計2400個

4年目

Aの商品は日本2200個  中国800個
Bの商品は日本1800個  他国合計3200個

5年目

Aの商品は日本2000個 中国1000個
Bの商品は日本1000個 他国合計4000個

これを見れば分かる通り4年目を堺にして日本においてBは供給量がAよりも下回り5年目には凡そ半分になっております。そしてこの5年目にして日本でポケカ高騰が起こった場合は必然的に日本市場で供給が少ないBはAよりも強い傾きで価格上昇を起こすことが予想できます。このように数カ国で流通されるBは例え最初の供給量がAより莫大に多いとしても年が経つに連れて日本市場における希少性が上がり、結果として需給の線に沿って価格も鰻登りという結論になります。

以上が例に基づいた解説です。実際は流れる個数は固定では無く年々変化していくものだったり国の市場規模だったり…と様々な考慮すべきこともあるため単純ではないですが、日本のポケモンカードにも同じような現象が伺えます。先ほどの例から"海外の多くの国々に弾が流れる銘柄の強さ"が分かる通り、それは各国で人気の高いポケカの銘柄も同じです。そしてこれは時が経過するにつれて明確な差として現れ2年、3年経った辺りからがポテンシャルを発揮していきます。これが長期保有する上では非常にマッチしており海外需要が高く各々の国に流れる銘柄が投資面において強い背景だと思っております。


これだけでも外需高い銘柄が強いのかは何となく分かるかと思いますが…これだけなのかと思う方もいるでしょう。まだ足りない…

ですのでここからは自身が思う海外需要が強いカードの最大の強みを述べます、これが本質だと思っておりますので注意深く読んでくださいね。


海外需要が高いカードの本質的強さ


結論から言うと

  • 日本相場の影響をあまり受けずに安定した価格で買われ続ける

  • 買い手が常に存在すること

これに尽きると思います。

ある銘柄を紹介しましょう


リザードンex SAR



ミュウツー マスターボール


皆さまご存じの通り、2023年の6月後半~8月のポケカ相場は御覧のようにご臨終という状態でした


参照:みんなのポケカ相場様

どのPSAも売れなく苦しんでいた時代、この最中上に挙げた例二つは海外からの人気が非常に強かったため海外からの買いがebayはもちろんメルカリなどでも代行業者経由で強く入り、その結果全体の相場とは逆を行くような形でPSA10は素体の2倍以上の高値でバンバン取引されて行きました。このように日本相場がオワコンと言われる場合においても外需が強いカードであればそれとは独立する形で常に買われる可能性が秘められているわけです。

ちなみに151関連は同時期に殆どこの動きをしており、マスボ・御三家SAR・ミュウSARなどあらゆるものが全体相場とは逆行した動きでした。

またリザやマスボ共に初動と比べると今現在は多少下がりましたが、それでも買い手が常に存在するのも外需高きカードの強みです。日本市場で注目されるカード(特に女の子)は投機要素が激しいため、一度下げ相場に入ると買う人が存在しなくなり全くカードが売れなくなりますが、海外相場は日本と比べるとその傾きは弱い印象があり結果としてオークションに海外人気が高いカードを出せば買い手は現れます。この買う人の存在が常に担保されているという事実はポケカ投資を安定的にやっていく上では非常に重要だと思っております。7~8月で起こった事象としてはカードを売りたいのに誰も買い手が現れないからホールドせざる負えなくなく結果損切りもできずにひたすら含み損を被っていく。実際このリスクは実際死ぬほど痛く避けたいです。だがらこそ、これらリスクは低くなっておりm利益面はもちろんのことリスクヘッジの点からも非常に優秀な外需の高いカードは重宝するわけです

その観点からもカードを紹介いたします


コイキング AR


ebayでの販売履歴

価格は月日を通して下降傾向なのは事実で現在は7500~10000円と多少ブレはありますが、それでも毎日数件は売れており商品を出せば常に買い手が存在するカードとなっております。素体はメルカリで2000円ほどと現在なっているため、鑑定料含めた上で今PSAに出せば利鞘が取れるかと言われたら微妙ですがそれでも買い手が誰も現れず強制ホールドされる心配がないため損切りをしやすくリスクが低い銘柄なのが分かるかと思います。

このように外需の強いカードは女の子などの投機傾向が強いモノと比べると

「日本相場に左右されずらい・低リスク・時期を見極めれば一攫千金」

と非常にポテンシャルが高いのが見て分かると思います。ですのでポケカ投資をする上においては外需高きカードをリサーチできることが大きな強みになるのです。

また、この話はebayで取引している人々限定なのでは?と思った方もいるでしょうが現在はメルカリやヤフオクなどでも海外代行業者が参入し外需高きカードは海外からの買いが多く入り相場が支えられるのが現状です。そのためメルカリで売買していく上でもこのリサーチ能力は強みとなるでしょう。

以下よりメインテーマである海外需要の高いカードのリサーチ方法を段階に分けて説明していきます。この手法を上手く使えれば今後新しいカードが出た際にも有効活用でき莫大な利益をもたらすことでしょう。本題に行きます



外需高いカードをリサーチする上で実際に着目するべき6つの要点



① 人気銘柄を抑えよう

そもそもあなたは

「海外で人気があるポケモンは何ですか?」

と言われてすぐさま答えられるでしょうか?

ピカチュウ・リザードン辺りは流石に出てくると思いますが、それだけではありません。日本ではブイズ・リーリエやナンジャモなども人気でありポケカ相場が上がるとなると先行指標としてそちらが高騰したり取引量が増すのと同じように、海外でも取引が盛んに行われたり発売されるだけで注目されるポケモンは多数存在します。それらを抑えていきましょう

まずは次のデータを参考にします。


PWCCより参照 過去12か月での取引量上位10銘柄


Thetoyzoneより参照 世界各国のGoogle検索数1位のポケモンをマップとしてまとめたもの

これらを見るに世界各国では

  • 第一世代151匹のポケモン

  • イーブイやブラッキーなどのブイズ

  • 金銀やルビサファエメラルドの幻、伝説ポケモン

ここら辺はかなり人気が高いと読み取れるでしょう。実際新作が出てこれらのポケモン関連のカードが出ると海外の人々は大体話題にする傾向が強いです。ですのでこれらは”海外需要が特に強い定番ポケモン”として抑えておくべき知識だと思います。特に最初に挙げた10個の売れ行きが強いカード及びゲンガーは外需の看板的存在ですので絶対に抑えてください。

また、リーリエが10位に食い込むのは日本需要が海外にも浸透した影響かと思いますが実際海外でも人気な女の子は存在します。

  • カスミ、エリカなど第一世代の女トレーナー

  • リーリエ(どちらかというと日本の波及による影響が強い)

  • ナンジャモ

ここら辺はまあ抑えておいてもよろしいと思います。

またこれらに該当しないポケモンでも人気なものは存在します。
いくつか例をあげると

  • ルカリオ

  • ギラティナ

  • ミミッキュ

  • サーナイト

ここら辺は抑えておきましょう。

以上が抑えるべき人気銘柄です。ここへのアンテナは張りましょう、特にイラストが強いこれらのポケモンカードが出た場合は連日海外勢はそれに夢中になりますので。


② ○○○○に注目

例えばあなたがアメリカに行きディズニーランドを訪れました。
その帰りお土産を買おうとする際にグッズコーナーが2つあり

①日本のディズニーにも売ってるグッズ
②アメリカ限定で売られているグッズ

という仕切りで分けられた際あなたはどちらを中心に見ますか?

殆どの人は②を見て買うと思います、そりゃ限定品が欲しいですよ。
自国に帰って
「これアメリカにしか売ってない!」
とそりゃ自慢したいですもんね。

ここまで来れば分かると思いますが、2番目は

日本限定に注目せよ

人々が限定品が欲しいという心理以外にも、これが徹底的に強いもう一つの理由があります。(リサーチ手法とは少し話がずれますが)

それは

「日本でしか発行されない銘柄なため海外需要がある場合は供給に対して需要が大きく上回り長期で見ると相場上昇する傾向がある」

151のマスターボールとそれ以外を例えに出すと分かりやすいです。

151のSARリザードンも人気ですが、これは日本にも存在すると同時に英語版もあるためそのイラストのリザードン自体は日米合わせた数の供給量があることになります。ですが、マスターボールミラーのピカチュウが欲しいと思った場合は日本限定なため日本のものを買わざるおえなくなくなりかつ日本のみの供給量となるためリザードンと比べると圧倒的に数が少なくなります(ましてやマスボは封入率も込みでかなり希少)。これは先ほど話した外需強いカードが投資面で強い側面と相性よくマッチし、強いのも頷けるでしょう。

この現象は海外限定のカードにも言えます、例えばゴッホピカチュウが先日話題になり日本のバイヤーも買っている印象ですが、あれは英語版限定ですので供給は英語版しかなくそれに対し需要が海外はもちろん日本にまであるとなると当然強いのは明白です。

このように一部の国でしか販売されない限定カードは需要がある場合投資面でも猛威を振るいます、これが強い所です。

リサーチの話とは外れましたが、実際日本限定だと日本のものを買わざるおえなくなるので回転率は良くなる点からも抑えておくべきではありますね。

最近の日本限定品を見てみると

  • 名探偵ピカチュウ

  • スペシャルデッキセットex(御三家AR・RR)

などですが、このどちらも非常に人気が高くebayでは日本より高値で頻繁に取引されております。



また、これらは①で上げた人気銘柄となっております。

①を満たしかつ②を満たす→海外需要は高くなる

という感じで憶測をし実際に見極めていく、これが海外需要の高いカードをリサーチする実際の手順です。ここまででも話が繋がってきましたよね?

話を戻しますが、このように日本限定品はモノにより大きな海外需要による買いを生み出します。今後も新しい商品がリリースされる際はまずそれが海外にあるか否かにも着目していきましょう。

③某サイトを使いこなそう

そもそもとしてリサーチする上で欠かせないのは海外相場の把握です。例えば日本だとカードの相場状況をまとめたサイトは多くあり頻繁に使ってますよね、それはもちろん海外にもあります。これらのサイトではebayで取引された英語版のカードはもちろん日本語版のカードの相場まで見ることができます。
テラピークでも良いとは思いますが個人的にはこちらの方が使いやすいので紹介致します

  • pokedate

  • pokemon card prices


まずは軽く使い方を説明します、今回はpokedateを使用していきますね。

上のリンクを踏むとこのような画面が表示されます。

上にあるenglishをjapaneseにします。


日本のカードが表示されます。下にスクロールしてRecent setsからall setsを押しましょう

このように日本のセットが最新弾から羅列されており、ここに触れると各々の箱とシングル銘柄の相場が分かります。試しに黒炎の支配者を押してみましょう


このように上から高いカード順に羅列されています。またこの際表示されるのはRaw(素体)の値段ですがfind card の横にあるソートをクリックすると下記のようにPSAと現れPSAの値で並べることもできます。


rawと表示されてますが値段はPSAです

この画面からリザードンをクリックすると、このように登録してくれと言われますのでサメールアドレスとパスワードを設定しましょう。これで使えるようになります

再度リザードンをクリックすると相場がグラフとなって表示され現在の素体・PSA10・PSA9の価格も分かります

また下にスクロールすると過去の販売データが全て載っており、一番右には売れた出品リンクが貼っております。めちゃくちゃ便利です


このような感じで日本版ポケカのebay相場を調べることができ非常に便利なサイトとなっております。


これらのやり方を知った上で実際に海外へ売ることを想定した時にリサーチしたいカードは何か。それは

  • 日本より相場が高いカード

  • 取引量が多いカード

この2つだと思います。前者は日本で素体を仕入れPSAに出せば利鞘をより大きくとり設けることもできますし、後者は回転率の良さを示しているのでキャッシュフローを効率よく回すことにも繋がります。もちろんどちらにも当てはまるカードは強いです。

そしてそれらのカードはこのサイトを使うと簡単に探せます

例えばvユニを調べたいと思ったら


vユニをクリック


ギラティナをタッチ


これを見て実際に頻繁に取引されPSA10の値はこれくらいなのかぁと瞬時にわかります。

また、pokedateは直近のデータを反映させるのにかなりズレがあるのが難点で(使いやすいですが)その場合は②のpricesを使いましょう。使い方はここでは省略しますが、ログインもなくpokedateよりは何となく分かるのかなと思います。


と、このように直近でもPSA10は100$付近で頻繁に取引されてるなぁと分かるでしょう。

ここから実際に利益計算をしたりしてPSAに出すか、はたまた需要を感じてPSAへ投資するかなどを考えていきます。

これらのサイトを駆使し、色々なカードを調べてみましょう。え、これも人気なんだという発見が多く面白いですし外需の把握にも繋がっていきます。

以上が海外相場サイトの使い方です。ではこれを使用することを前提とした上でより円滑に外需の高いカードをリサーチする方法を紹介致します。


④海外版と日本版の価格比較とその相違を突き止めていく


日本限定でなくとも売れる品々は何故にして売れているのでしょうか。そもそも海外版があるなら外国人はそちらを買えばいい話です。

こう自分は一時期思い、日米両方あるにも関わらず日本語版が頻繁に売れるカードの特徴を掴みました。それは

シングル・鑑定品のどちらにも当てはまるが価格差が「日本版<英語版」

この構図に当てはまる銘柄は頻繁に買われ、特に①で挙げたような銘柄でこれに当てはまってたら日本版でも根強く買われます。

これはよくよく考えたら分かる話であり、例えば日本でもリーリエは100万以上する高価なモノとなっていますが、そこまで高いと流石に手を出せない人も多いです。ではもっと安い多言語を買えば良いのではないかとコレクトしている人なら思いつきます。結果それに釣られるようにして中国版のエクバリーリエPSA10は20万くらい、英語版リーリエPSA10も10万くらいの値段で現在の相場は維持されております。

外国でも同じ現象が起きていると考察でき、また海外では日本のポケモンカードは非常に品質がいいと高い評価を得ているため、コレクト目線において英語版と日本版にそこまで壁を感じない層も多いです。そのため日本版が海外版より安ければお得と思って購入する層も多く、結果として大きな需要と買いに繋がります。


買われる日本版の特徴は分かった所で、何故日本版の方が安くなっているのかを気になる人はいるのではないでしょうか。ここを突き止めると外需がより分かりかつ非常にサーチがしやすくなります。以下解説に入ります。


①日本版と英語版におけるレアリティ・封入率・封入の仕方に対して目を向ける


この動画を見れば分かりますが、例えば日本では151のSAR枠として収録されているミュウex SARは海外だとトレイナーボックスを開けるだけで特典プロモのような形で手に入ります。

これだけでも入手のしやすさが違い、その結果としてミュウex SARは英語版の方が遥かに安く価格差を生んでおります。


英語版


日本版

ちなみにこのように英語版の方が入手しやすく安ければ日本版が強いとは言えないです、当たり前な話欲しいならそもそも安い自国のものを買えばいい話なので。

注目すべき所は逆の場合であり、日本では比較的簡単に手に入るカードが海外では中々手に入らない。こういったものを狙います。

例えば最新弾のパックでこの違いがあるものを探してみることにします。

まず海外のボックスは日本のボックスと比較すると封入率やその仕方に少し違いがあるという話をしましょう。


例えば黒炎の支配者の海外版を例としてこの動画を見れば分かると思いますが、一箱目と二箱目でSR・SAR・URの数にバラツキがあります。

実は日本だと当たり前な

「一箱にSR1枚確(稀に2枚箱)・AR3確」

という仕様は海外には存在しません。何枚出るかは全てランダムであり、一箱からSR以上が5枚出るかもしれない一方で0枚なんてこともあります。

そして、動画を見れば分かりますがARの封入率は明らかに日本より低いのが海外産の特徴です。

そのため引くとなったら海外の方が難しく希少性が高まり、結果として人気が高いIR(日本ではAR)は日本より高い値段で取引されています。


グラードン AR 日本版


グラードン IR 英語版


ヒトカゲ AR 日本版


ヒトカゲ AR 海外版

なので日本のARを海外へ輸入すれば当然需要は高く買いは強くなります。


ヒトカゲ
最近は取引量多いものの価格は下がった


グラードン
取引量はそこそこで8000円と利鞘は取れる


このように希少価値がそれぞれの国で違うカードは利益を取れるチャンスが眠っているので是非とも目をつけて下さい。


②海外版ポケカのPSA10取得率に対して目を向ける

ふと直近に発売された人気な海外版のカードを見てたらこのような相場グラフになっておりました。


※PSA9の値は初動なため割高


お気づきでしょうか。PSA10と素体の価格差が5倍以上も開いています。これ日本版のカードをPSAに出してる人ならめちゃくちゃ異常なのが分かると思いますが、今だと日本では

「PSAの値=鑑定料+素体の値+α」

という相場感が殆どのカードでは一般的となっており、差が2倍くらい開くのは現状取得率60未満のカードだけです。逆に言えば取得率50付近でも価格差は2倍でしかないと考えると5倍が如何に?なのか伺えます。

そう、お察しの言い方は気づくと思いますがこの事態はスカバイ以降の英語版ポケモンカードにおけるPSA10の取得率がめちゃくちゃ低いことに起因しています。


黒炎リザ SAR.URは取得率30を切る


コイキングAR 取得率20すらない 最早お笑い


この低さに加え海外ではPSAの絶対的評価を重視し買う傾向が強く鑑定品の需要も高く、それゆえ価格差5倍なのが現状です。

ちなみに外需リサーチとは関係ない話ではありますが、この要因は海外版の初期傷・裁断が日本のそれと比べて段違いで酷いからです。


実際に海外版151のパックを購入し自引きしたピカチュウ




このように角傷が酷くこれがどのカードにもデフォルトかのように付いております。PSAに出している方なら分かりますが、ここまであるとまず10は取れません。

この事情があるからこそ海外版の取得率は著しく低く鑑定品は高額となり結果として

「PSA10の価格 英語版>日本語版」

を多く生んでいるのが現状です。ましてやこの図式に当てはまるカードは素体で見ると「日本語版>英語版」となっているケースも多く鑑定品の価格で逆転現象が起きているものも存在します。

これら銘柄は狙い目です、先ほども言った通り人気銘柄でかつ日本語版の鑑定品の方が安い場合は需要が高いため回転率もよく相場も底の支えが強いからです。それが先ほど挙げたコイキングのチャートの日米比較を例に挙げれば実感できると思います。


英語版


日本語版

ちなみに先ほど挙げた黒炎リザは素体に関しては日本の方がかなり高いため現在は英語版と日本語版の価格差はどっこいどっこいな感じです(前は英語版の方が高かった)


英語版


日本語版

このように英語版のPSA10取得率に目を向けることによって鑑定品の価格が高額になることを察知し、結果としてそれより安値の日本版に需要が生まれるというロジックは非常に有効活用でき、しかもありがたいことにスカーレットバイオレット以降の英語版におけるPSA10取得率はどれも著しく低いです(151,黒煙、レイサ…etc)。つまり言えばスカバイ以降は基本日本版の方が鑑定品の価格は低く海外需要があるということを脳死で覚えればいいですが、このロジックは今後もあらゆるカードに使えるので是非抑えておいてください。

③日本では需要がそこまでだが海外では需要が高いカード

まあ当たり前な話ですが、この場合も英語版のPSAや素体の方が高くなります。こういったカードは主に「①人気銘柄を抑えよう」やPokedateでのリサーチで見つけていくと思いますが、実際調べるとこんな感じです。


プテラV(ロストアビス) 日本語版


プテラV 海外版

こういったカードはリサーチの対象ですので是非とも着目していきましょう


⑤日米における発売日の地域差を利用する


発売日の地域差利用ってなんぞや?

これがどういうことなのかを説明するためにDead by daylightというゲームを題材にして軽く説明していこうかと思います。

今でこそ日本で簡単に買えますが、以前はPS4やxboxでプレイする場合は日本版は存在しなく海外版を買うことが必須でした。そして、まだ日本版が存在しない頃から大手ゲーム実況者がこぞってこのゲームをプレイし少しずつ知名度を上げたため
「海外から輸入してこのゲームをプレイしたい!」
となり、Amazonなどで多少割高でも海外版を購入しプレイする日本人の方が多く散見されました。このゲームの日本版がローカライズされると告知されても早くプレイしたい人が多く購入者が多かった印象です。

このように日本でも大手インフルエンサーがまだ日本に発売されてないものを取り上げ、結果として先行者の優越やその限定性諸々に興味を持ち買うという現象は多く存在します。そしてこの事象はアメリカのポケモンカード業界でも起こります。大手Youtuberやインフルエンサーが日本先行発売のカードを取り上げ、それを大々的に告知すると結果需要を生む。

この代表たる例が151です


151は日本が6/16日発売に対して、英語版は9/22日発売でした。凡そ3か月もの期間が空いております。そして、この日本版が発売された後海外Youtuberは輸入した151の日本版を開けて

「おお、この箱マスボなんてある!」

「ゴッドパック引くまで俺は引き続けるぞ!」

なんて動画を上げてたら当然視聴者も

「この加工wonderful!。いち早くでも欲しいぜ!」

「ゴッドパックを俺もひきてええええ!!!」

「自国では発売されてないカードを手に入れ自慢したい!」

みたいな感じで箱シングル共に需要を大きくもたらします、もちろんその他TwitterやインスタなどのSNSでも取り上げられます。その結果がこれです



6月末を比較するとebay相場において
151の箱→150$(およそ22000円)
リザードンex SAR→200$(およそ30000円)
となっており、これは当初の日本相場より1.5倍くらい高く価格差がありました。

また、151以外にもこれに似た例は多々あり、例えばイーブイヒーローズなんかも日本先行販売みたいなものだったので発売後の海外需要は高く日本相場より海外相場の方が高いという現象が起きていました。

このように日本が先行して発売をしてかつその箱やシングルのモノ自体の海外ウケが良ければ、その需要に増して先行需要というものが備わり日本市場と海外市場の差は大きく開きます

これが発売日の地域差によって生まれた市場の歪みを利用し利益を得るという論理とその仕組みです。

今後新弾が出る時にその箱は日本先行発売なのか否かという点は常に考えて動きましょう。もし日本先行発売でかつその箱自体の海外ウケが著しく高ければ初動の外需はかなり高くなり海外相場の高騰を推察することができます。非常に使える考え方なので必ず抑えておいてください。


⑥やはり現場の声こそ至高

結局最後にそのカードが需要高いか否かを決める判断材料はSNSでの口コミだったりします。この口コミを使ったリサーチは主にまだ発売されていなく相場状況が把握できない新弾のカードに対して効果を発揮します

X(旧Twitter)の海外ポケカメディアも日本のポケカ事情には着目しており、日本で新しいポケカが発表されると海外メディアは即座にそのことをツイートすることが昨今では多いです。そのツイートを実際に見ます。

今回は②で挙げた名探偵ピカチュウを例にしてこの手順を軽く説明します。


Twitter検索

このように発表されたカードの英語名をTwitterの検索欄にかけます


このようなポストが話題のツイートに出てきました。この時点でインプレッションの多さやいいね数の多さなども見ます、これが多いほどそれだけ認知され需要が高いことに繋がるからです。そしてリプも見ていきます


めちゃくちゃ称賛の声が多く、欲しいと言っている声が多数あります。このように、調べたいカードに対して

  • そのカード関連ツイートのバズり度合い

  • そのカードに触れているツイートが多く存在するか

  • ツイートに対しての人々の反応にも目を向けどういう感想なのか

を適切に把握することで現場の声を理解し結果海外需要が高いかどうかの判断にも繋がります。そしてこの時点で判断できたなら発売前から先行して計画を練って立ち回れるわけです、これがSNSリサーチの強みです。



ちなみに今度発売されるシャイニートレジャーもリサーチしましたが、このように海外の反応を見ることで外需が無いカードも分かります。テラスタル系はやっぱ救えないゴミですね


このSNSリサーチはTwitter以外でもYoutubeやそのコメント欄などでも代用して行えます。新弾に対して非常に有効なのでぜひ使えるようにしてください



要点を抑えた上でそれらをより有効活用するには


以上紹介した6つの要点は組み合わせて使うとより真髄を発揮します。

例えば

・新しいカード発表時に「①かつ②」に当てはまり、その結果期待が高いと予想でき⑥で確認して需要を確信する。

・①にひっかかる銘柄を③のサイトでリサーチした結果④の事実が分かり結果として日本版の取引量が多く高価であることが分かった

このような感じで絡ませて使いましょう。最初は難しいかもしれませんが、慣れてくると今後のあらゆる銘柄に対して半永久的に使えるスキルとなります。自身の力で日々リサーチする訓練をし養っておけば裏切らない宝となり結果として現れますよ。


まとめ


以上が外需が高いと何が良いかの理由や、それに当てはまるカードを探すための手法の解説の流れとなっております。

私は今後もnoteは適材適所で書いていき、思考を分かりやすく皆様に伝えていく予定です。期待していてください。


それと追加特典も今回は用意しました(※締切 2023/12/6)

内容は

「即使える!ebayで今需要が高く利益が取れる外需強いカード複数選」

となっており、実際需要が高いカードがすぐさま見れるものとなっております。すぐにでもPSAなどに出して利益を出したい方は是非とも受け取り有効活用していただければ幸いです。

受け取り方法

①メアリのnoteをフォローしその画面をスクショ

②不穏なメアリ(xb_932)のnote公開ツイートをRT&いいね

③不穏なメアリーのXをフォロー

この3つを行った上でXの不穏なメアリ宛にDMで①のスクショ画像を送り

「ピカピッカ!」

とDMで送っていただければ12/1から順次特典を配布いたします。


これで執筆を締めます。

Xで今後も俺のツイート見てくれよな!

見てくれなかったらしばくぞ!!!


 Fin



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