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【雑記】分割キーボードキット Claw44 v3.1を組み立てました。

今回は原神の記事ではなく自分の話をします。

先日、自宅PC用のキーボードを組み立てました。
いわゆる自作キーボードというやつです。

キーボードを作ってみた感想など雑多なことを書いていきます。

何を作ったのか

今回組み立てたのはClaw44 v3というキットとしてパッケージ化されているキーボードです。
44個のキーが配置されたコンパクトな分割キーボードです。

完成直前の様子
このあとキーキャップとノブを取り付けて完成しました

構成

キースイッチ: WS Silent Tactile, WS Morandi
キーキャップ: XVX Doubleshot PBT 189キーセット(Gray/Navy Blue)
拡張ロータリーエンコーダープレート(1個)*2
ロータリーエンコーダー*2
ノブ:  BOSSエフェクター用ノブ(パープル)

ビルド時の所感

基本的には手順に従ってはんだ付けやネジ締めを行うだけで、プラモデルを組んでいるときのような感覚でした。
気をつけることといえばパーツの向きくらいでしょうか。はんだ付けに慣れていないとリカバーも難しい場合があるので気をつけましょう。
ゆっくり作業しましたが、それでも3時間程度でおよそ組み上がるくらいの手軽なキットだと思います。

使用感

Claw44のキー配置は非常によく考えられた構造になっていて、見た目の上では極端な位置にあるように見える親指と小指のゾーンも、実際に使用してみると無理なく押せる配置になっています。

キーボードの筐体は基板をアクリルプレートでサンドイッチした簡素な設計なので非常に軽く、サイズも小さいので持ち運びが容易です。

打鍵感についてはスイッチとキャップを自分で用意するので何を選んだかによって変わりますが、基板とアクリルプレートだけなのでもちろん静音性は皆無です。

今回選んだキースイッチは人差し指~薬指で打鍵する部分にWS Silent Tactileという静音タクタイル軸を配置したため、打鍵音は非常に静かです。
親指・小指のゾーンには通常のリニア軸であるWS Morandiを配置しており、しっかりと打鍵音が出ます。

元々ほかの分割キーボードを使っていたので、Claw44への移行も特に違和感なく行えました。そうでない場合、一体型キーボードから分割キーボードへの移行は少し慣れが必要だと思います。BやNあたりのちょうど左右の境目にあるキーをどちらの手で押すか、Enterキーを親指・小指のどちらで押すかなどの部分で戸惑うことはあるかもしれません。

一週間ほど使用してきて、キーの配置に慣れると非常に使いやすいキーボードであることを実感しています。
数字やファンクションキーの列がないので好みは分かれそうですが、こういった自作キーボードはキーマップをカスタマイズでき、また複数のレイヤーでキーマップを切り替えられるので別のレイヤーに数字や記号、ファンクションキーを配置すれば問題ありません。
複数のキーの同時押しなども設定できるので、別レイヤーによく使うショートカットキーを置いておくといったことも可能です。
なお、ファームウェアの書き込みにはRemapというウェブアプリケーションを使ってGUIで設定できるので、プログラミングができなくとも問題ありません。

特に不満もなく良い感じに手に馴染んできたので、これからしばらくはこのキーボードと付き合っていくことになりそうです。
今このnoteもClaw44で文字を打っていますが、既に以前使っていたキーボードよりスムーズに文字を入力できている気がします。

雑感

理想のキーボードを求めてカスタムや自作を行うというのは、何も知らないうちはハードルの高いことに感じていましたが、実際やってみるとなんてことはなく、すんなりと自分好みのキーボードを手に入れることができました。
市販のキーボードとは違うものが欲しい、あるいはキーボードを自作してみたいという方はまずキットに手を出してみるべきです。世界が変わります。

今回の構成ではスイッチがWuque Studioのもので固められていましたが、せっかくならもう一台何か組んで、別のメーカーのスイッチを使ってみるのもいいなと思っています。ちなみに、今回メインで使用したWS Silent Tactileは静音とタクタイルの打鍵感がしっかりと両立しており、非常に良いスイッチだと感じました。
仕事用など外で使うことを想定したキーボードには最適なスイッチかもしれません。

分割キーボードは左右のユニット間をTRRSケーブル(3.5mm4極)でつなぐことが多いのですが、Claw44のようにソケットがキーボードの側面を向いているものについては、L字のケーブルのほうが取り回しが良くなります。
しかし、ただでさえあまり見ない端子であるのにL字型の端子となると余計に選択肢が狭まるので、ケーブルを自作できるようになると良さそうです。
なので、次はケーブルの自作にも手を出してみたいと考えています。

あとは、自作のMIDIコントローラーなんかを作れるようになれたら楽しそうだなと思っています。
いずれ何らかの形で実現できるように少しずつやってみようと思います。

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