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移植中と移植後の食事

6月に入り、生産的な活動が一切出来ていない。今日の記事も5月に書いたものである。

月並だが、それくらい移植とは身体に負担があると理解して欲しい。本日時点で、生着はしていません。

白血球は0です。

さて、移植中と移植後の食事制限について、簡単にまとめていきたいと思う。

病院や個人レベルによっても異なるとは思われるので、あくまで一例になるが参考になれば幸いである。

▼ 生着後(退院先も見据えた)の食事

生着後の食事制限(制限されているもの)

制限としては「移植中」の方がやはり厳しいのが事実である。

そのため、まずは「生着~退院後」の制限から記載していく。これに輪をかけてさらに制限があるのが「移植中」だということをイメージして頂ければ、おおよそ間違いないかと思う。

基本的に退院後もしばらく食べることができないのは「加熱されていないもの」になる。免疫抑制剤の使用中は食べられないと言われているので、まぁ半年~1年を想定している。

生クリームや生野菜、生魚や生卵といった非加熱や加熱が甘いものについては、基本的に当面の間摂取することは難しい。

さらに言うと、傾向として「保存状態が不明なもの」に関しての管理も厳しく制限されている。レストランやファストフードなどの食品を取ることも、あまり望ましいとは言われている。

例えば「ハンバーガー」に生野菜が挟まれていることはあるかと思うが、その生野菜を取ることに対してのハードルも感じる程である。

また「菌類」の摂取の中でも「納豆」に関しての管理も厳しく、こちらも当面は食べることが難しい。納豆を比較的よく食べてきた自分からすると、かなり制限を受けている印象を受ける。

食べられるのは1年先かもしれない…。

一方で、一般的には「ナチュラルで加工されていない食品」の方が体には望ましいと解釈さているが、「移植後」においてはどちらかというと大手メーカーやコンビニ製品や缶詰といった加工食品(添加物含有)ものについての信頼性が高い様に感じる。

理由としては「工場等でしっかりと無菌処置が行われている中での製造」という解釈になる様子である。

それに対して一般的な個人経営のレストランや惣菜店などでは、衛生環境が担保出来ないという理由から「あまり望ましくない」という評価を与えられている様だ。

▼ 移植中の食事

生着後に可能であったモノでも、移植中はNGが多い

状況がさらに厳しくなっているのが、まさに「移植中の食事」ということになる。コンビニ弁当やファストフードなどの摂取は一切禁止され、基本的には病院内で管理されたものしか食べることが出来ない。

禁止されている食品も実に多く、非加熱食品は持っての他である。

この辺を細かく分けていくと、私の病院においては無菌室前に開封した調味料等の持ち込みも不可能であるため、かなり厳格な管理がされていると言える。

蓋を開けたペットボトル等の管理なども含めると、移植の期間の制限についてはかなり注意深く管理されていると言えるだろう。

もっと言うと、実際その間に様々な味覚障害や体調不良等によって「そもそも食品をどれだけ摂取出来るのか?」ということも、人によって大きな差が出そうという事を付け加えておく。

個人的にはあまり普段からお菓子やコンビニの製品を食べるということは決して多くないので、「何か食べたいもの」や「食べれそうなもの」などを探しに歩き回ってみたが、 特にこれというものが見つからなかったのも事実である。

…唯一見つけたのが17のアイス自販機だった。

▼ さいごに

「カロリーをどのように摂取するか」ということに関しては、点滴以外の面で自分というものを知りながらしっかりとと管理していく必要がある。

制限されるものについては残念ながら自分がよく食べてきたものが多いので、生着をして「本当に自分が食べたいものを食べれるようになる」までは大変苦難の道のりが続くと思われる。

…よく食べていたキャベツの千切りや納豆、冷奴、半熟卵や刺身といったものが当面食べれないわけであるから、今考えるだけでも辛い。

ただ、そういう治療を受け入れたのだからやるしかないのだが。

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