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~再発の影響が進んでいるのか…?~

2週間置きに病院に通い、血液検査等を受ける。その中で新たな皮下腫瘤が複数見つかり、形成外科との打ち合わせを経て再度生検となった。

…自分のリンパ腫のタイプは、やはり皮膚転移していくものなのだろうか?

GVHDに伴う可能性のあるかゆみや赤みは正直全身に出ている。何がどうなのかを判断することは自分ではもちろんのこと、医師でも難しい様だ。

その中でも過去の経験上、皮膚に『弾力性』があるかどうかに注意しながら私は普段を過ごしている。身体のチェックは「しこりを感じるかどうか」である。

左太ももの内側に見つかったしこりが悪性リンパ腫の再発という生検結果を9月に受けているのだが、今度は左ふくらはぎに数か所しこりが認められた。

左ふくらはぎは過去にも生検の対象となり、悪性リンパ腫の転移があった場所だ。免疫抑制剤を停止してから弾力性が出てきている。

状況としてはしつこいがん細胞が残ってあちこちに腫瘤を作っているのだろう。その場所が過去から今に至るまで毎回変わっていき、精巣、リンパ節、皮膚…となっている。

状況としては喜ばしい状況とは言えない。弟からもらった細胞ががん細胞を攻撃しきれないと捉えられる。

一方で前回の生検にてがん細胞と認められた左太ももの腫瘤は幾ばくか小さくなった…様にも感じる。

弟の細胞が順調に活動してくれれば、左太ももの腫瘤は消失し、左ふくらはぎの腫瘤は表出してこないはずである。弟の細胞は順番に活動しているのだろうか??その辺りはよく分からない。

本来であれば不確かな情報と生検の行方について考えることは、自分自身に大きな不安を与えるものと思われる。過去の自分も当然そうであった。

だが、今の私にはそれが無い。

再発しているという自負があるし、診断結果もある。過去の状況からも再発に伴うリンパ腫の皮膚表出であろうと確信に近い気持ちもある。

何度も繰り返し希望と絶望の狭間を行き来してきた自分としては、今は「悩んでも仕方のないことは悩まない」と言い聞かせている。

症状が進み、生存活動に支障が出る時に同じ様に考えられるかどうかは分からない。その時になってみないと分からない。

今の自分は身近にある幸せと、残された時間の生き方で精一杯だ。

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