マガジンのカバー画像

悪性リンパ腫の闘病生活の記し⑥

15
私の闘病記の第六弾です。
運営しているクリエイター

#医師

~移植と昏睡⑤~

前回の続きになります。 ▼ 現在の体調リハビリや投薬のおかげで、現在はある程度人並みの生活が送れていると感じています。 もちろんベッドで寝ている時間はとてつもなく長いですが、それ以外は比較的問題ないと言ってもいいんではないでしょうか。 副作用として腹痛や吐き気などといった細やかな症状が起きることは時々ありますが、病院の中にいるのである程度即時に薬で対処できるというのが「退院していない」僅かながら有益なポイントかと思われます。 ▼ 食事一番困っているのは食事です。病院食

~移植と昏睡④~

前回の続きになります。 私が昏睡していた数週間については、あまり情報が正直ありませんでした。 私が知りたがろうとしなかったというのもありますし、ICU担当の看護師と病棟担当の看護師が違うというところもあったのかもしれません。 「医師に聞けばいい」と思われるかもしれませんが、医師の方と接するのは 回診の時のみであまり深い話をすることができなかったという事実もあります。 ただ、自分がリハビリや 食事など退院に向けて努力をしていく中で、どうしても気になったのは『昏睡時の私と