![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/26580493/rectangle_large_type_2_baa8854c4b3609b292f8b6918c6a5d1a.png?width=1200)
1日3分で会計が少しわかるまとめ 17
今回は収益性を図る財務比率をみていく。
一つの有力な指標は営業利益の売上高に対する比率のことで、「マージン」と呼ばれる。楽天をみると、マージンは16%(=72259(百万円)÷443474(百万円))となる。つまり、楽天は2012年において100円売り上げるごとに16円の営業利益を生み出したことになる。
収益性を図るもう一つの指標は利益と投下された資金の総量を比較することである。ここで「利益」として純利益、「投下された資金」として総資産と純資産のいずれかを用いるのが一般的である。純利益の総資産に対する比率は「純資産利益率」または「ROA」と呼ばれている。ROAの分母を総資産から純資産に代えたものが「株式資本利益率」または「ROE」である。もちろん、Aはassets、Eはequityのことである。
楽天のROEはROAよりもはるかに高い数値を示すが、これは同社の高いレバレッジレシオとつじつまが合っている。
今回はここまで。次回は株式の市場価値の比率分析をみる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?