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ミニ個展を終えて

【ろばぱかミニ個展 会期】
会場:埼玉県所沢市 シン図書館
期間:2022年11/5・12・19・26(土)


こんにちは、ろばぱかです。
4日間シン図書館さんで作品を7点展示させていただきました。
もともとシン図書館さんの利用者としてお世話になっており、9月に行われたにしとこ文化祭をきっかけに今回のミニ個展開催のお話につながっていきました。

あまり強調はしていなかったですが、こうして個展をさせていただくのははじめてでした。個展はなんだかすごい人が行うもの、そこに至るまでの道のりも想像できないくらい手が届かないものと思っていたので、
勢いでお願いしたものの、どこか落ち着かない気持ちでそわそわしていました。

《シン図書館さんとわたしの作品》

シン図書館館長である高橋 真理奈さん(@_tkhsmrn)からどういう展示にしたいですか?や、作品のコンセプトはありますか?とていねいに質問いただいて、やっとふわふわした気持ちと漠然とした「何をしたらいいのか…」という気持ちが吹き飛びました。
自分の意志が大事なときだ!と。ハッとしたのです。

幸い…なことに、会場は図書館
わたしは本がすきです。
すきな本が収蔵されている場所で作品を展示していただける。
わたしの作品はアルパカをメインとし物語や演劇要素を拝借した作品を描いていました。

図書館…物語…本、、
親和性が見つかりました。
シン図書館さんで展示させていただく意義に気づけてからは、コンセプトや見せたい作品が固まっていきました。



《他者からの感想はものすごく力になる》


作品をご覧いただいて、わたしの意図したことや少し気にかけながら制作したポイントを説明しなくとも鑑賞してくださった方に伝わった瞬間が何より驚きで、まるで絵を通してコミュニケーションをしたような、疑似文通?のような、大げさかもしれませんがテレパシー!?なんてことも思ったりしました。まさに感動体験です。


たとえば今回のDMや告知のメインビジュアルにした『ロミオとジュリエット』をモチーフにした《おもう》という作品。

両作品とも S5号・アクリル・メディウム・キャンバス

キャプションにもモチーフのことを記載していましたが、そこからふたつの作品の共通点たとえば背景の色やおそろいの小物(リボン)…などを見つけてくださり興味深くご覧いただけたり…

もちろん、まったく違う視点や「これがすきかも」と仰っていただきその感想を伺うのもとても素敵な経験でしたし、これからのパワーになりました。

◎作品設定
この作品は、ロミオとジュリエットでもとくに有名なバルコニーのシーンを想定して描いています。
…ので、ジュリエットは自分のお屋敷の部屋の中にいて、窓から顔出すジュリエットをロミオは外から見上げているので、ロミオぱかの背景は青く、星が輝いているのです。



《ふたつ目の目玉》

1つ目は上記のロミジュリぱかとして、私の中で次に思い入れのある作品は劇場ぱか作品でした。

両作品とも F6号 アクリル・メディウム・キャンバス

それまでポートレイトのようにアルパカを中心に描き、背景は単色や花を散らすような作品を描いていましたが、ふと自分の好きなものと組み合わせたいと思ったことがきっかけで
劇場に佇むアルパカは生まれました。

わたしは劇場という場所がすきです。
目の前に広がる別世界。
人種も時代も未来にも過去にも行ける、時間を自由にできるという点においては少し小説に似ているかもしれません。

◎作品設定
中国神話において、徳の高い君子が治める太平の世に姿を表すといわれている【鳳凰】になぞらえて、
最も芸術が栄えた国、時代にしか現れないとてもありがたーーいアルパカという裏設定があります。😃


《シン図書館という場のちから》


今回、想像以上の方々に作品をご覧いただけたのは、シン図書館さんのお力あってのことだなとほんとうに深く感謝しています。

シン図書館さんは毎週土曜日に開館する私設図書館です。
西所沢駅の駅チカでだれでも無料で入れる開けた空間。
そしてすでに地域の方の憩いの場ともなっています。

個展のコンセプトは【日常と物語】ということで、普段図書館を利用している方の日常(図書館へ行くという習慣)も大切にしたいという思いもあり、高橋さんのご提案から椅子を用意しゆっくり作品も見ながら、本も読める…という空間にしました。

展示を見ることを目的としていらっしゃる方と、シン図書館さんの常連さまのおかげでより多くの方にわたしのアルパカを見ていただくことができたんだな、と大きなお力を感じました。

また高橋さんは建築系の設計士さんであり、同場所にて《シン設計室》という事務所を構え埼玉県所沢市を中心に街のイベントや建築など様々な取り組みをされている方です。

そうした高橋さんのお顔の広さの助けはもちろん、高橋さんの人と人を引き合わせる力もあり、わたしの世界も少しずつ広がりまた新たな方とお知り合いになることができました。
ほんっとうにありがたい限りでした、、

昼間は外からの光が入り、窓に映る葉のシルエットも作品の一部のようでとても素敵でした。



《人が自然と集まるきちじょう荘》

きちじょう荘の外観・扉(本人撮影)

シン図書館・シン設計室さんは《きちじょう荘》という建物の2階にあり、同じ階にサタデーブックスさんというまた別の店主さんが営んでいる古書店があります。
飲みものの提供もされていて、こちらのコーヒーが大好きで毎週のように通われている常連さまもいらっしゃいます。

月に一度開かれるサタデーブックスさんとシン図書館さんが主催する読書会などもあり、ふたつの空間は人が自然と行き来でき、穏やかな気持ちで過ごせる場所です。

そういったこれまでに培ってこられた場の和やかさのおかげもあり、個展の会期中、サタデーブックスさんの常連さまも作品を見に顔を出してくださる場面もありました。みなさん、ありがとうございました‼‼‼



《記念にいかがポストカード》

わたしはよく美術館へ足を運びます。
展覧会の図録になかなか手が出せなかった学生時代は特に、ポストカードを購入し作品の前で食い入るように観た記憶を反芻し展覧会の余韻にひたっていました。

そんなこんなで、わたしも展示を見てくださった方が何か記念でも…と思えるようなポストカードを用意することにしました。
こちらも予想よりも多く方がお求めくださり、ご好評いただけたようで非常に嬉しく思います!

少しでもいいな、手元においておきたいなという気持ちでお持ち帰りいただけていたら、いいな…😊

Twitterでも投稿しましたが、
今回展示用に制作したポストカードは、宛名面も自分でデザインして作品名やイラストを制作した年など情報を載せて美術館のポストカードっぽくしてみました。

まるで見えないけど、チェックしている箇所に情報を載せています。↑


《飽きるまでアルパカ》

今回たくさんの方にわたしの思うアルパカを見ていただき、もっと大きな作品に挑戦したいと思ったりもっと自分の世界を追求したいと思ったり【次】を考えるよい機会をいただきました。

わたしのこれからはまだふわふわしていて、これをやっていきたいこうなりたい、という明確なものは決まっていません。
コンペにも挑戦しつつ、見ていただけるに耐える作品にするためにわたしは芸術のこと現代アートのこと、色や画材についてもっと知らないとなぁ…と思うので、
そのあたりを勉強しつつ、マイペースに飽きがくるまでアルパカで世界を広げていきたいなと思います。

ご来場くださった方々、ポストカードのお求めまでしてくださった方々、SNSで宣伝してくださったみなさん、高橋さんほんとうにありがとうございました‼😊
高橋さんには開催に至るまでもにしとこ文化祭内で展示の告知をしていただいたり、キャプションを用意していただいたり、たくさんご協力いただきました。

きちじょう荘に集まるみなさんのおかげで、社会・地域とつながっている!という実感をもらえました。
これからもひょっこり遊びに行かせていただきます!

作品の展示はすべておまかせでお願いし、最高に素敵な空間にしていただきました!



《展示の様子》

●シン図書館さんが、展示の様子とお部屋の雰囲気もわかる動画とHPに写真を上げてくださっています。ありがとうございます!!

《動画》

《HP掲載ページ》



【ろばぱかSNS】
●Twitter

●Instagram

https://www.instagram.com/robapaca_illustration/

●ろばぱかポートフォリオサイト
https://robapaca.myportfolio.com



【お世話になった方々URL】
《きちじょう荘》

《シン図書館Instagram》

https://www.instagram.com/shin_library_kichijoso/?hl=ja

《館長:高橋真理奈さん》

https://twitter.com/_tkhsmrn

《森のとうふ屋さんの手づくり菓子工房》
 埼玉県所沢市上新井1-4-4
・展示のDMをおかせていただきました。

今は生活と絵をがんばっています。 「スキ」してくれるとアルパカが出てくるので、ぜひ。 サポートはすべて画材に当てております。 いつも応援本当にありがとうございます。