鉄道を生涯愛せるか?~「最長片道切符の旅2015夏」の記録~5.限界旅行

前回はこちら!


これが最長片道切符の旅で最初の大きな峠でした。

5. 限界旅行

13日目:2015/08/08曇り時々晴れ 安積永盛→秋葉原

76本目:郡山7:14→普通322D→常陸大子9:00 安積永盛から1h41m

郡山で朝銭湯にいきました。前の晩に入りそびれてしまいましたので。のんびりしている時間などなかったのですが、なぜか遅れてしまいました。改札口までたどり着くとあと数分。本当は隣の安積永盛からスタートなので最長片道切符で郡山駅の改札を通過するのはルール違反です。

本来は事前に清算して安積永盛駅までのきっぷを買ってそれで改札を通過しないといけません。しかし、時間がない。

そうするとアウト、乗り遅れになると思われましたが、見かねた駅員さんが「後で清算してください」と。ここもミスを犯しましたが助かりました。なんとか列車に乗り込むことができました。


77本目:常陸大子9:40→普通832D→水戸10:57 1h17m

前夜もホテルではなくあんまり眠れず。眠い目をこすりながらの旅でしたので実のところ水郡線については川が隣に流れていた以上の記憶が残っていません。そして、距離のわりに長い。

水戸についた時点ですでに昼前になっていました。


78本目:水戸12:00→普通386M→柏13:28 1h28m

昼食の一部になぜかというかまあここの名物なので記念で納豆も食してから常磐線に再度乗ります。岩沼→いわきまで4日前に下って以来になります。いよいよ首都圏に突入していくわけです。

それにしても郊外を進み続ける常磐線…

車窓は田園風景も見える状況が続きます。その間は辛抱しないといけません。それでも少しずつ乗客と家とビルが増えてきたら都心に近づいた証拠です。それが切れ目なく続くようになると都心に入ったことを実感します。


79本目:柏13:31→普通1316S→新松戸13:39 0h07m

新松戸は、緩行線つまり取手以南の各駅停車に乗り換えないと降りれませんので、柏で一旦乗り換えます。新松戸からは都心の郊外より区間を千葉・埼玉・東京とぐるっとまわる武蔵野線へ。


80本目:新松戸13:51→普通1358E→南浦和14:20 0h29m

左回りに乗車します。埼玉県の南浦和で下車します。確かのこの時現行のE235系の2世代前の山手線車両が来たんです(派生する形式があるのでそれだったかもしれませんが)。「おわー」って思いました。生まれたころは205系こそ山手線でしたからね。あちこちの図鑑に載ってました。


81本目:南浦和14:30→普通→赤羽14:45 0h15m

ここからようやく東京都内に向かうんです。常磐線で突っ込んでれば14時前には都内に入っていたのですが、このように大回りすることで1時間くらい余計にかかるわけです。最長片道切符ならでは…もう繰り返しですがそれ以外に書きようがありません。


82本目:赤羽14:51→普通1482F→池袋14:59 0h08m

京浜東北で赤羽に着いたところで東京都。このときは4ヶ月ぶりの上京。埼京線と通称呼ばれている区間ですが、赤羽→池袋は赤羽線。わずかな距離ですがここを省略して、あるいはショートカットして田端・上野と進まないのが最長ルート。

池袋で降りたらもう午後3時です。水戸から3時間。特急なら1時間強なんですけどね。


83本目:池袋15:01→普通(列車番不明)→秋葉原15:20 0h19m

山手線に乗り換えます。このときはE231系でした。E235ではなかったんです。20分ほど乗ると秋葉原。ここからさらに進むこともできましたが、知人と会う予定もありこれ以上進めるとキリが悪くなるのでここで終了としました。

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このときの山手線車両。撮影は3年後の2018年12月、引き続きCannon9000Dにて撮影しました。うん、これもう過去帳入りなんですよね。寂しい限りです。


それから微妙に時間があったのでこんなのも。

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鉄道ミステリーなどでおなじみの「警視庁」ですね。おなじみなので1枚撮影していました。

なお古くの知人との会話ははずみ、終了したのは翌日の午前1時を回ってからでした。


14日目:2015/08/09曇り時々晴れ 秋葉原→立川

スタートは朝午前4時半から。ウトウトしたようなしてないような浅い眠りでほぼ徹夜明けです。まず御茶ノ水駅まで移動してから総武線各駅停車に乗り込み秋葉原からスタートしました。

ちなみに御茶ノ水到着時点ですでに2本乗ってます(が最長ルートではないので除外)。

8日は事実上半日で終了したほか、前日の7日には(詳細は前回の記事をご覧ください)、自らのミスで7日予定していた地点まで到達できずざっくりと考えていた日程が遅れだしていました。ここでスピードをあげて対処しないと現状1日分前後の遅れが2日、3日と拡大していくことでしょう。だいたい遅れだすと雪だるま式に膨れ上がるので早めにどうするか決めないといけません。

ここでは、一旦遅れを取り戻すという決断をしましたので、ほとんど始発列車で秋葉原から銚子へ行き、そのあと房総半島を1周してから東京駅へ。さらに高崎の手前の倉賀野へ行ってから八高線で戻って立川へ出てからさらに品川方面まで出ることで2日分の日程をこなすことにしました。

84本目:(御茶ノ水)秋葉原5:18→普通504C→錦糸町5:27 0h07m

錦糸町でお乗り換えです。まだ4時半頃に外に出たころは外がかなり暗かったんですけれども明るくなってきて日が昇ってきました。


85本目:錦糸町5:29→普通587F→千葉5:59 0h30m

すぐに乗り換えます。2分で今度は各駅停車じゃない総武線に乗り換えます。各駅停車とは違って、どんどん景色が後ろへ流れていきます。それでも街並みが続きます。このあたりがさすが首都圏だなって思うんです。


86本目:千葉6:03→普通425M→松岸(銚子)8:07 1h59m

それでも千葉駅を出るとようやく田園地帯が広がり始めます。撮り鉄の聖地を過ぎると佐倉。ここから成田方面へ分岐します。一旦北上するわけです。

成田からはガチの単線になりまして、ひたすらのんびりと田園風景を楽しみながら…眠たくてやや退屈になってしまいましたが松岸を目指します。ただ、一旦銚子駅までこのときは乗り越しています。


87本目:(銚子)松岸9:49→普通344M→成東10:45 0h50m

銚子電鉄に乗って…なんて思ったんですが、かないませんでした。松岸と調子の間は最長ルートから外れますから、乗り越し精算が必要なんですがそれをしている最中に発車してしまいました。

しかたなく、銚子駅から外へ出ます。そうするとロータリーにバスが止まっていました。「犬吠埼行きますか?」と聞くと、「行きますよ」というんです。飛び乗って向かいました。

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灯台ですね。眠気が覚めるほど立派です。太陽もガンガン照り付けておりまして。

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そして、高台から見下ろす浜辺はとってもきれいで。

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遠くまで見渡せる水平線は、普段狭い空間にいるところから解放される感覚を味わうことができます。水平線ぼく好きなんですよね。なんでだろうか。遠くまで見えるからでしょうか。やっぱり絶景はいいですよね。



88本目:成東10:47→普通1640M→大網11:05 0h18m

とはいっても寝不足の現実は変わりません。このあたりで最初の本格的な眠気が。一昨日の晩も大して眠れていないかつ昨夜が徹夜に近い状況で2日で6-7時間(1日平均3時間)では厳しい。これではどっかのいけない企業で働いている人の睡眠時間と接戦かもしれない(いやガチの人はずっと起きているだろうから追い上げる展開か)。

89本目:大網11:36→普通247M→安房鴨川13:09 1h33m

成東から折れて入った東金線では持ちこたえたはずですが、ここでは確か寝落ちしたはずです。

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千葉県の南部ということもあって、南国情緒が垣間見えますね。写真の通り。いまから振り返ると、昨年の沖縄に行った時の雰囲気に少し似ているものを感じますね。この頃は当然そんな発想はありませんでした。


90本目:安房鴨川13:15→普通2186M→館山13:57 0h42m

午後1時ならランチをとらなければいけませんが接続列車が6分後に発車のため、ここではあきらめとりあえず乗車。およそ40分ほどで館山について、ここでようやくコンビニというかNewdaysだっけ、そこで昼食を購入しました。ここでもう14時。


91本目:館山14:24→普通186M→蘇我16:02 1h38m

ここから内房エリアを通過していきます。寝不足だと昼食を食べた瞬間にまた眠気が襲ってきまして、勝てるはずがありません。

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この車窓、内房線だったでしょうか…まあいい天気だったのですが繰り返しで恐縮です。このあと寝落ちしました。たぶんこの時点で2回目か3回目。ぼく、寝落ちする回数だいたい1回が普通なんですけどね。これは異常。


92本目:蘇我16:05→快速1614A→東京16:47 0h42m

蘇我からは京葉線へ。ここで千葉に行ってしまいますと総武本線に戻ってしまうためです。途中夢の国ワンダーランド前を華麗にスルーして地下に入ると東京駅に到着します。

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確かに東京駅なんですよね。

東京駅の地下ホームは初めてでした。さすがは人口が多い東京。駅のスケールも違います。地上のホームに上がるために通路を歩き、エスカレーターを通ってまた歩き…早めに歩いて10分くらいかかりましたね。

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地下ホームの様子。地上からかなり離れていますが乗客は多いですね。


93本目:東京17:02→快速703T→西国分寺17:47 0h45m

地上に出ると中央線快速に乗車。わずか15分ほどで首都のターミナルを通過しました。実は中央線快速は初めて東京に行ったときに(かなり前ですが)、新幹線から降りた後初めて乗った路線でもあります。

中心部を縫うように進み、新宿から先は西へ一直線。街並みが続いたところでお乗り換え。

94本目:西国分寺17:53→普通1725E→武蔵浦和18:19 0h26m

今度は外を循環する武蔵野線へ再び乗車。今度は時計回りに8日に降り立った南浦和の一つ手前の武蔵浦和で下車します。そうすることでルートが伸びていくわけです。ここでも隣の駅に進むのに1日かけたわけです。


95本目:武蔵浦和18:25→普通1759F→大宮18:30 0h05m

武蔵浦和では、埼京線と接続します。ここを大宮まで上がります。うっかり逆に乗ると赤羽へ戻ってしまいます。都心の路線図が網の目になっていることをまさに利用しているといえるんですね。

96本目:大宮18:42→新幹線Maxたにがわ409号2409C→熊谷18:55 0h13m

このあたりで日が暮れてきますが、なにしろ2日分の日程をこなすわけです。ここから高崎の手前の倉賀野までまだ行こうとしているわけです。でも、1日は24時間。あれ、おかしいぞ。もう残り6時間もないわけです。

ちなみに、新幹線のほうが在来線より実際のレールの距離が長いらしいということでどちらでもよかったのですが、熊谷までは新幹線にしてみました。

97本目:熊谷18:59→普通2844Y→籠原19:05 0h06m

在来線に戻りました。一気に倉賀野まで行ける…と期待してはいけなかったわけです。有名な「籠原止まり」に使ってしまいまして、籠原で強制降車となり待たされるわけです。まあ需給の関係もあるのでしょうけれども、夕方のお時間じゃないんですか?

98本目:籠原19:09→普通849M→倉賀野19:41(高崎) 0h27m

というわけで一昨日の小金井で降ろされた時と同様、後続の列車を迎えました。この時点でもう夜ですね。倉賀野までなんですが、高崎まで向かいます。そろそろ夕飯を食べないといけない時間帯になっていたからです。

99本目:(高崎)倉賀野19:57→普通248D→高麗川21:18 1h17m

高崎では改札内で食べたように記憶しています。確か、駅そば。倉賀野~高崎は乗り換えのためなら改札を出ないという条件で往復することが可能になっていたからです。倉賀野で降りたからすぐ食べられるところも検索していないので最悪食べ損ねる可能性もありましたので。

それにしても駅そばの味は基本的に「期待しない」わけなんですけれども、時間が15分ほどしかなく焦ったというのもあるでしょうけれども、思ったよりも「まずい」。なんかしょうゆをかけただけみたいな味に思えたんですが、その時の体調のせいでしょうか?

記念すべき100本目は、八高線へ行くローカル気動車。ただ夜でしたから景色は闇の中、ぼくの意識は夢の中でした。


100本目:高麗川21:27→普通3122E→拝島22:00 0h33m

とはいえ、まだ旅は終わりません。降りたならば今度は電化区間になりまして乗り換えて拝島へ。この時点で再び東京都に戻ってきます。さらに拝島から立川へと進みます。

この時点で稚内から数えて100本目の列車になりました(途中でわき道にそれた分は省いてますが)。もう100本とも言えますし、これだけ鉄道漬けなのですからまだ100本ともいえるでしょう。


101本目:拝島22:05→普通2140T→立川22:17 0h12m

立川につきました。東京は夜でもネオンサインが明るい。ただ、とても眠く立ち上がっただけでついにふらつくようになりました。意識もちょっと怪しい感じに。「意識朦朧」ってやつですね。

もう休みたい!と思ってしまいました。さらに進むことはあきらめざるを得ませんでした。改札を出るとふらふらとよろけながら、ネットカフェを探しました。

その後のことはとりあえずブースに入って横になったこと以外覚えていません。この時点で22時半過ぎだったでしょう。次に目が覚めた時は翌朝の8時になっていました。

乗り換えを含めずして12時間半を超えました。乗車回数は秋葉原までの移動もカウントしたら実に20回になりました。そして、乗り換え時間まで入れると18時間連続で動き続けたことなります。


15日目:2015/08/10 雨のち晴れ 立川→新横浜

目覚めて時計を見て10時間近くは意識を失ったままでいたことに気づいたら大変です。この日は新横浜まで静岡県や山梨県を1周してからゴールさせてさらに翌日は信州まで行こうとしていたのですから。


102本目:立川9:54→普通940F→武蔵小杉11:39 0h45m

立川からまずは品川まで、遅れている部分を消化するところからはじまります。都会の中をひたすら進んで武蔵小杉。ここから一旦品川へ向かいますので乗り換え。ただ気づいたんですが、乗り換えがものすごく時間かかるんです。地下の東京駅と地上の東京駅ほどではないんですが。


103本目:武蔵小杉10:54→普通990S→品川11:04 0h10m

それから10分ほどで品川につきます。そりゃそうですよ。そんなに距離もないんですけれども。そのあとはすぐに乗り換えます。北に上がると東京駅に戻ってしまうのでそうはせずに京浜東北線へ。


104本目:品川11:07→快速1025A→川崎11:21 0h14m

川崎で降ります。ここから、再び南武線に乗りなおします。そう、逆に武蔵小杉に向けて戻っていくわけです。ですが、すぐにお隣の尻手駅で下車をします。

105本目:川崎11:28→普通1153F→尻手11:31 0h03m

ここからは南武線の支線へ進むことができます。ただ、本数は山手線みたななのを基準にしてしまうと少ない。まあ、北海道のローカル線と比べてはいけないのですけれども。

それでも20分に1本もないんです。ホームで暑いのにずっと待ってないといけないんですね。あれ、ここまで来ると「修行」ですね。なんででしょうね。


106本目:尻手11:54→普通1112H→浜川崎12:01 0h07m

このあたりの区間では、中学生か小学生くらいの3人の子どもが前面展望を楽しんでいました。なにも占領しているキッズだということがいいたいわけではありません。純粋に前から見える景色を楽しむ。自分にも小さいころそんな時代がありました。

どちらかというと懐かしく思ったのでしょう。ぼくはそのまま列車を降りました。

107本目:浜川崎12:03→普通1212ㇾ→鶴見12:16 0h13m

乗り換え時間が恐ろしくないんですが、歩かないといけないんですねこの駅。駅舎自体が…わかれてる…もう駆け込み乗車に近い感じでした。さっき乗っていた子どもたちはさらに後ろから走ってきていたような…


108本目:鶴見12:24→普通1105C→大船13:04 0h40m

トコトコとしばらく走り続けていると鶴見駅に。中間改札があるという謎システムには驚きましたが(Wikipediaネタによるとちゃんとした理由があるらしい)、再度京浜東北線に戻って神奈川県を南へ。横浜からは根岸線を経由して大船まで出ます。横浜→大船は東海道線を通っていないわけです。


109本目:大船13:12→普通1557E→国府津13:48 0h36m

ここからようやく東海道線に戻ります。横浜を離れてしばらく進むと国府津です。東海道線はこの先小田原・熱海と続いていますが、一旦降りて御殿場線へ。御殿場線は東海道線の旧ルートとしても知られていますね。単線になって山へ分け入っていきます。


110本目:国府津14:04→普通2543G→松田14:19 0h15m

ただ、乗った列車は沼津へ直行しません。山北止まりだったので松田で一旦降りて後続の列車を待ちます。このあたりでそばを食べてお昼をとったでしょうか。この時点ですでにお昼の2時台。残りを考えると身延線の車窓は闇に沈みそう。やっぱり出発が遅かった。

111本目:松田14:57→普通2545M→沼津16:16 1h19m

松田から乗った列車ではお昼の後なので案の定お昼寝をしてしまいました。大半の車窓を棒に振ってしまったのでした。これは大失敗か。ひとまず沼津に着いたので再び東海道本線を西に進みます。


112本目:沼津16:20→普通459M→富士16:38 0h18m

この時間になると夕方。確かここ座れたなかったんじゃなかったかなあ。記憶がいまいちあいまいです。ただ、この区間はそのあとも何度か乗っているんですがだいたい混んでるんですよね。18きっぷシーズンに通過することが多いというのもありますが、学校帰りの人とか結構いるんですよね。

113本目:富士17:23→普通3569M→身延18:42 1h19m

まずは普通列車で山に分け入ります。徐々に暗くなっていく中を駆け抜けます。今日の出発からはほとんどロスタイム、つまり無駄にした時間はないまま進めていました。時刻表を確認します。それでもこのまま普通列車のみで乗り継げば新横浜に戻るには午前0時前後になるかあるいは途中での投宿を強いられるかのどちらかです。


114本目:身延19:06→特急ふじかわ11号4011M→市川大門19:39 0h33m

しかし、翌日11日は松本まで進む予定で朝6時の始発の新幹線に乗る予定でした。新横浜発です。つまり、そこまで進まないといけないし、遅くなれば再びの寝不足は確定します。それは避けたい。

そこで、1本早い普通列車で身延線終点の甲府に出るためこの区間で特急列車に乗車。甲府までいくと特急料金がかさむのでここは市川大門まで最低限で済ませようと。

115本目:市川大門19:56→普通3753M→甲府20:34 0h38m

市川大門で普通列車を拾うと真っ暗の中に明かりが見えると甲府に到着。このあたりで夕飯を食べたはずですが、もはやご当地グルメどころではなく適当に済ませたはず。実はここも記憶にないくらい印象に残ってないんですよね。普通列車で再び東京方面へ。

116本目:甲府20:58→普通568M→高尾22:30 1h32m

このあたり車窓そこそこきれいなんですが、何度も言いますが夜になったら真っ暗闇です。読む本もスマホのバッテリーも尽きたらボーっとするしかありません。ひたすら列車に揺られるのです。でも、これが意外にも心地いい。これは旅を通じて見つけました。

117本目:高尾22:31→中央特快2268T→八王子22:38 0h07m

一旦高尾駅で東京行きに乗り換えますがそのままだと西国分寺や立川に戻ってしまいますので八王子ですぐに下車します。


118本目:八王子22:49→普通2244K→新横浜23:35 0h46m

八王子に降りてからすぐに横浜線に乗り換え。すぐにつくかと思ったら案外長い。50分くらいかかるんですよね。ついたら23:40。新幹線の始発が6:00.あと6時間20分。睡眠に充てられるのは5時間半くらい。ネットカフェにすぐ飛び込みますが入場に退場する手続きがいりますからね。まあ少しは眠れそう。

しかしあそこで特急列車に乗っていなければ、これが4時間とかになっていたのかもしれません。

後で限界旅行という言葉を耳にしました。体力限界ギリギリの日程で旅をすることをいいます。まさにこの3日間が当時のぼくにとってはそれでした。嵐のように3日間が過ぎましたが、この日が前半の終了でした。旅の半分が終わったのです。

「旅の楽しみ」は半分まできっちり終わったかもしれません。しかし、「旅の苦労」はこれが「序盤」でした。

(つづく)

小計 43本乗車/乗車時間27h42m

合計 乗車本数118/乗車時間115h37m


東海地方へ入った続編はこちら!


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