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透明日記「絢爛の瞬き(またたき)」 2023/10/02

詩を書いた。

「絢爛の瞬き」

色ガラス
擦り切れる季節
風景は舞う

イノチ錯落と散り果てるは
絢爛の瞬き

日射し照る手摺より眩しき仮初の
雀のまばたきに酔ろう
絢爛の瞬き

惰性に塗れ、煙
化する心疾く流れ空転の
歯車に惑う褪色の瞳もて
絢爛の瞬き

移ろう人の人混みに
漂い透ける鈍色の
夜の穴倉虚ろなる風の声夢む
絢爛の瞬き

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