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透明日記「家事は無気力の処方箋」 2024/04/16

朝、全然やる気がなかった。何もかもやりたくなかった。朝一番に一日を諦めるほど頭がだるく、無気力だった。

でも、何もせず時間が過ぎることばかりを気にしているのは、時間が長くなるばかりで、心がささくれ立つので、何かをしようと思い始めた。

しかし、肝心のやる気が足りないので、ベランダでタバコばかり吸っていた。4本は吸った。それ以上は覚えていない。

やる気を生むのは何なのか。動きの鈍い頭を滑らかに動かすにはどうすればいいのか。

頭は身体だから、身体を動かすのがよい。しかし、意味もなく身体を動かすだけでは効果が薄い。人はなぜか意味を求める。意味のないことはやりたがらない。そこで、行動に意味を与える必要がある。

できるだけ簡単で、かつ、意味のある行動。それは家事だと思った。

ゆえに、洗濯、台所で洗い物。家事をすると、頭がすっきりした。

家事は行動の意味が視覚的に見えやすい。きれいなキッチン、干された洗濯物。感覚に訴える成果が得られるというのは心に充実感を生む。

自分の行為が環境に変化を与えていることを見る。というのは、自分の持っている力の存在を見るということである。何らかの力があるということを確認することで、頭は何かしたくなる方向にうずくようだ。

家事の後はパソコンでアプリ開発を進めたり、本を読んだり、外を歩いたり、順調に何かした。

今日、順調に何かできたのは家事をしたからだと思う。家事は無気力の処方箋として、やる気が出ないときの頭に処方してやるのがいいだろう。

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