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古のSS厨と「www」の話

突然だが、文章の中に「w」を入れるのが苦手だ。
自分の文章の中には、極力「w」も「www」も「wwっうぇwwwww」も入れないようにしている。SNSに投稿するときも、プライベートでLINEやDMなどのやりとりするときも極力使わない。
正しい日本語を心掛ける、というわけではない。正直なところ、「w」は日常生活に溶け込み過ぎて回避が難しいから、自分自身この縛りに苦しめられている。

気まずい会話にキショい絵文字

何故こんな縛りプレイをするのかといえば、自分が古のSS界隈の出だからだ。
SSとは、いわゆるネット上で公開されている簡単な小説である。「小説」との明確な区分はなく、オリジナルや二次創作問わず文章はSSで括られることが多い。
なんの略称なのかは諸説あり、「ショートショート」あるいは「ショートストーリー」の略と言われている。

SSは二次創作もオリジナルも、昔からROM専で好きだった。掲示板や個人サイト、2ちゃんねるの二次創作板、まとめサイト、pixivなど、いろんなところでいろんなジャンルのSSを読み漁った。
当然ではあるが、SSにも書き手によってのクオリティがある。小説のように地の文とセリフを混ぜて文章を書く人や、ほぼセリフのみで埋めて書く人もいる。
その中でボクが一番「これは地雷だ…」と思うのは、記号を入れる文章である。

例文を出すと、○○と☆☆のやりとりで、

○○「お前のそうゆうとこ好きだよ」
☆☆「な、なんだよ…///」

みたいなやつ。

何故セリフの中で急にスラッシュが3つ並んだのかというと、3つのスラッシュ(///)は「照れて赤面する様子」を表してる。
この記号で感情を表現するのは古のSS界隈でよく見られた。

自分にとって「w」は、この「///」と同じ感覚なのだ。
感情を記号で表現するのは、なんかとても気恥ずかしい。気恥ずかしいから極力避けている。

しかしどうしても固くなってしまう文章を、「w」などを使ってやわらかくしたいときは、キショい絵文字をつけるか、「(笑)」というちょっと古い言葉を使う。

少しでも畏まらない言い回しをしたいだけなのだけど、おじさんおばさん構文ってこうゆう風に出来上がっていくものなのかもしれない。

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