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毎秋楽しみなマロンパイ。#佳日のほとり Vol.06

こんにちは、こんばんは。
編集者・ライターをしている栗田真希です。

週刊noteマガジン『佳日のほとり』。そのときわたしにとって「よき日々をもたらしてくれる」ものを紹介しています。夜風にすこし暑さのやわらぎを感じる9月の半ば、大好きなマロンパイの季節がはじまりました。

このマロンパイ、地元の横浜市の弘明寺にあるケーキ屋さん『UnPlus(アンプリュース)』に季節限定で並んでいるものです。これが毎秋楽しみで、実家にるんるんで帰っています。

ガラスケースに並ぶきらきらのケーキ、どれを食べてもおいしいアンプリュース。わたしは焼き菓子が特に好きです。カヌレも大好き。しかし、秋に限っては絶対にマロンパイ! 今年も実家に戻って買ってきました。

さあ、お茶を淹れましょう。

マロンパイをのせているうつわは奈良でうつわ屋『草々』を営むきょうこさんに数年前noteの企画でいただいたもの。尾形アツシさんのうつわ、好きです。よく使っています。

いつもは大きな口をあけて、すぐにかぶりついてますが、このマロンパイのすばらしさを知ってもらいたい、と思ってカットしてみました。見てください。

この、ごろんごろん感! まるごとひとつ渋皮煮が真ん中にドンとあり、特製の濃厚なクリームが下から寄り添っています。さすがケーキ屋さん、自家製のパイがサクサクを超えてザクザク。焼き上がったあと、表面にアプリコットジャムを塗って、ラム酒風味のグラスアローで仕上げているそうです。もうつやつやの見た目からして、食欲をそそります。

焼き菓子なので、ぜひお茶と一緒に。今回は緑茶を濃いめに、熱めのお湯で苦味が感じられるように淹れました。ほうじ茶も合いますし、珈琲も相性ばっちり。

食べごたえ抜群で、かぶりついたらもう、やわらかい渋皮煮と、マロン感が強いクリーム、ザクザクパイが口のなかでひとつになって、たまらない幸福。

秋っていいなあ。

ちなみに、店頭には「マロンパイ」と「究極のマロンパイ」の2種類があります。前者はアンプリュースさんが厳選したメーカー加工の渋皮煮。後者はアンプリュースさん自家製の手間暇かけた渋皮煮。お値段も違います。ぜひどちらも食べ比べしてみてください。わたしは今回、ふつうの「マロンパイ」にしました。

毎秋、シーズンのさいごに一回だけ、「究極のマロンパイ」を食べるのが、わたしにとって最高の贅沢なのです。

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『UnPlus(アンプリュース)』

https://www.instagram.com/unplus.cake/

うつわと暮らしのお店『草々』

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▼前回の『佳日のほとり』


さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。