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とろける杏仁豆腐を、好きなうつわで。#佳日のほとり Vol.05

ぷるっと弾力のある杏仁豆腐も、やわらかくとろける杏仁豆腐も、わたしは大好きです。夏には口溶けのよい後者のほうが食べたくなって、つくっています。つくると言っても、とても簡単なんですよ。みなさんは杏仁豆腐、好きですか。

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こんにちは、こんばんは。編集者・ライターをしている栗田真希です。
週刊noteマガジン『佳日のほとり』。日曜日に、そのときわたしにとって「よき日々をもたらしてくれる」ものを紹介しています。

杏仁豆腐を思う存分食べちゃう、そんなときに「大人って自由だわ」としあわせを感じます。ただ、たくさん食べたくても、なんでもいいわけじゃないのが大人かもしれません。

わたしは「とろける杏仁」という杏仁豆腐の素を使ってつくるものが好きです。ふわっとやわらかく、甘さが強すぎず、おいしいんです。友だちに教えてもらって、去年から何度もつくっています。

カルディで買いました!

ひと袋で4人前つくれます。つくり方もとても簡単! 調理時間はトータルで10分もいらないくらい。

【手順1】「とろける杏仁」の粉と熱湯を1分くらい、よくかき混ぜます
【手順2】そこに牛乳を入れて混ぜます(冷たいままの牛乳でOK)

粉も白いし、牛乳も白いので、写真がわかりづらくてごめんなさい。うまく撮れませんでした! 火にかけなくてもいいので暑い季節にもつくるのがラクです。

【手順3】うつわに注いで冷蔵庫で冷やして完成! 「とろける杏仁」ひと袋で約4人分

おいしいのはもちろん、手持ちのうつわをいろいろ使えるのも、うれしいポイント。「あれにしようかな、これにしようかな」とうつわを選ぶ時間も楽しいものです。今週は波佐見焼のお猪口やカップ、季節に合わせて硝子のうつわを選びました。

夏の暑くて食欲のない朝も、疲れた仕事帰りの夜も、冷蔵庫に好きなうつわでつくった杏仁豆腐があると思うと、それだけで元気が出てきます。

この日は、波佐見にある紀窯・中川紀夫さんのカップと皿を組み合わせて。まあるい形、美しく混じり合った釉薬の色、ゆるやかなスリップウェアの柄、どこをとっても大好きなカップです。内側の青い釉薬が、杏仁豆腐のやさしい白さを引き立ててくれます。

わたし自身、波佐見焼の産地でうつわの絵付を習っていたのですが、どうにものびのびと描くことができませんでした。ほんとうに力量がないと、自由に描くことは難しい。紀夫さんの、高い技術力と感覚を活かしたのびのびとしている線は、生活のなかにあると、気持ちをゆるめてくれます。

そんなうつわに、とろける杏仁豆腐。至福のひとときです。

疲れてうんと甘くしたいときは、はちみつをすこし垂らしています。逆にさっぱりさせたいときは、レモン汁を。上にフルーツを盛り付けるときも。

でもそのままで十分で、いつもぺろりと平らげてしまいます。

食後に、カップの内側の色を目で楽しんで、ごちそうさま。

とろける杏仁(かんてんぱぱ)
https://shop.kantenpp.co.jp/shopdetail/000000001212/

紀窯さん
http://www.kigama.jp/

Instagram
https://www.instagram.com/kigama_nakaoyama/

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▼前回の『佳日のほとり』

Instagramはじめました!(できたてほやほや、です)
https://www.instagram.com/kajitsu_no_hotori/


さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。