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学び前のきょ年の断髪式と、いまの卒業後の気分の髪型。

春だし、パーマでもかけようかな。そんな話をジムのトレーナーさんにちょっと前にしたら、驚かれた。「ええ! せっかくのつやつやストレートなのに、パーマかけるとですか?」ロングヘアの彼は縮毛矯正をしてると教えてくれた。持たぬものを望むのが人間ってやつなのか。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

去年7月、ライティング講座「バトンズの学校」に通いはじめる前日に、いつもの美容室で髪を切った。決意というか禊というか「短くしてください」と頼んだらいい感じに短くなった。

美容室のドアを開けるまでは、襟足が隠れて髪が肩にふれるくらいのウルフカット?だった。切る前こんな感じ↓

そこから、襟足の付け根をちょい刈り上げるくらいまで短くカットしてもらった。


緊張とか高揚感とか、挑む気持ちが髪を短くさせた。あと短ければ髪を洗って乾かす時間が減るからそのぶん原稿に向き合えると思った。

ばっさり切ったくせに、次に美容室へ行くときからは「髪を伸ばそう」と決めた。

原稿に向き合う時間はいつだって足りないけど、自分と向き合う時間だって大事なのだ。

髪がちゅるんちゅるんになるシャンプーとトリートメントを買って、風呂上がりには友だちにもらったよいオイルをつけて、髪をちゃんととかす。

いまのところは「もうめんどくさい! やだ! 切る!」となっていないので自分で自分を毎日褒めている。

髪が伸びると、時間が経っていることを実感する。

どきどきして断髪式をした日。まだ「バトンズの学校」がはじまる直前で、同期にも会っていなかった、あのとき。

そこから体感ではあっという間だったけれど、ちゃんと時が経ち、髪は肩につく手前くらいまで伸びている。

実力は、伸びたんだろうか。伸びたかなあ。うん、きっと伸びた。顔にかかる毛をつまんで、夕日に翳してみる。ただでさえ茶色い地毛が、琥珀色に透けて、きらきらして見えた。

いま、どちらかというと書く技術よりも気持ちが大きく変わっている。ネガティブ過多だったけど、「きっとわたし、もっとできる」という自信が泉のように胸を満たしている。

いまのわたしには、どんな髪型が似合うんだろう。週末、いつもの美容師さんに相談してみよう。まだ、パーマはかけなくてもいいかなあ。

ほんのちょっと、勇気や希望を足すために、いつも髪型を変えているのかもしれない。

30minutes note No.973

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