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note 新人研修の内容大公開

こんにちは、風土テックの柴田です。
今回は私はもう10年近く経験している新人研修の内容について共有できればと思います。

世の中には色んな新人研修があります。
そもそも、1日のもの、2日〜3日の合宿研修、1ヶ月〜2ヶ月のOJTでの新人研修等たくさんの種類があります。

その中でも今回お伝えするのは、
「入社直後の2日〜3日間の新人研修」です。

私はこの入社直後ということにこだわりを持っています。
なぜかと言うと学生から社会人における「転換点」だからです。
内容としては1ヶ月後の研修とは全く違うものになります。


内容としては先に出しますが以下の通りです。

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実はこの上記の内容にはそこまで隠されたノウハウがあるわけではありません。
「研修講師」としては、内容が決まっているのであれば、やろうと思えば同じ内容ができます。

しかし私が考える新人研修の講師としてのポイントは、
「場に対してのフィードバック&問いかけ」ができるかどうか?にあると思っています。

ん?と思われる方もいると思いますので具体的なシーンを共有します。

会社説明のテストをペア3組で行ってもらったシーンです。

ペアで3分間の会社説明のテストをいたのですが、1組合格して2組は不合格のまま期限の時間がきてしまいました。

その際に私から

「このままテストを続けるかどうか?を皆さんで話し合ってください」と伝えて、回答を待ちました。

参加者からは

「テストはもう終わりにして、次のワークに進みたいと思います」との回答をもらいました。その間20分ほどです。

さて、読者様ならどうフィードバックをされますか?

私は、

まず、皆さんの回答を覆すつもりは全くありません。その上で一つだけ問いかけたいのですが、「全員が納得した結論でしたか?」もしそうであれば素晴らしい議論をされたのだと思います。しかしそうではないケースの方が多いのではないかと経験上思います。20分の中で6人の合意形成をとるのはかなりの難易度があるからです。納得をしていた方、納得をされていない方が両方いたと思います。これは私ではなく、本人が一番分かっていることです。納得のしていない方、そのままでいいのでしょうか?納得をした方、自分だけで良いのでしょうか?今感じていることをこれからの研修に活かすことを意識してください。

とお伝えしました。

私も以前は参加者の方を傷つけてしまった失敗経験もあります。

この「場に対してのフィードバック&問いかけ」が研修の質を分ける要素ではないかと思います。

新人研修は学ぶ場だけでなく「気づく場」です。
知識を入れ込むのではなく、問いかけ、伝え、気づかせることで成長してもらう場です。



読者様の中にも研修を担当した方、これからする方がいるかと思います。
ここまでの内容を見て、「自分の行った研修は効果的だったか?」と思われる方もいるかと思いますが、それがわかる質問があります。

それは
「その研修は滞りなく終了しましたか?」ということです。

そして、
「滞りなく終えた」と答えた方、

あなたの研修は効果的ではない可能性が高いです。

(わかりやすく極端な表現をしていますが、もっと効果的にできるということをお伝えしたいです)

「滞りなく終えて何がいけないの?」
と思われるかもしれませんが、滞りある場は記憶の定着がなされにくいからです。

皆さんも振り返って、自分の実力になったり、気づきとして認識されていることは、どれも困難があったり、うまくいかなかったことではないでしょうか?
(もしかすると滞りなくという意味の中に困難も想定した上でという方がいれば申し訳ないですが)

「うまくいかせないこと」


に新人研修は意味があるのだと私は思っています。

少し熱く語り過ぎてしまいましたが、研修講師を社内でされている方を決して否定しようと思っているわけではございません。
心から応援しています。

もし新人研修のことでご相談や質問があれば、コメント欄にご記入ください。
誠心誠意ご対応します!



それではこちらで今回の記事を終わりにします。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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