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閑話休題:つながる_齊藤京子卒業コンサート感想

他ならない彼女がことあるごとに発信していた「楽しみ」「最高の一日にする」で積み重なった期待を軽々と超えてきました。

私はその歴史に明るくありません。しかしながら、一本の欅とそこから色づいていったグループの"つながり"を、個人を通じて追体験することにおいて、齋藤京子以上の存在はいないことを容易に察しました。

歴史の当事者である彼女が構成したコンサートで、彼女自身が主役となり表現する姿でもって雄弁に語った、"つながり"の中にある信念、矜持、敬意、憧憬などのあらゆるものは、私にとって美しくも恐ろしいものでした。
他のメンバ―が置いていかれているように錯覚してしまうほどのパフォーマンスに、畏敬の念を抱かざるを得なかったです。

他方、"つながり"の所在をメンバーに移すと、これまた素晴らしい光景が沢山みられましたね。

遠くない将来、互いの選んだ道がまた交差することへの祈りと、先に往く相方と残る自身への激励を「またいつかどこかでシンメしようね」に込めた加藤史帆さん。
これまでの卒業を明るく笑顔で見送ってきた濱岸ひよりさんの大粒の涙。
リスペクトと「ある約束」を叶える誓いを嗚咽交じりに語った平尾帆夏さん。

その中で、特に私が書き残しておきたいのは、高本彩花さんとの"つながり"です。

齊藤京子さん自身が演出・構成に絡んでいると明らかにした状態で、どう考えても高本彩花さんをフィーチャーした時間と空間が散見されたこと。

何気なくといいますか、8年間を追憶した結果自然とそうなったのかもしれませんが、個人的には先に去る者として出来うる限りを尽くした最後の手向けとしか思えませんでした。

高本彩花さんの卒業イベントが、どのような形・規模・タイミングで行われるかは分かりません(4/7追記 7/4(木)に卒業セレモニーの開催が決定しました)。しかし、齊藤京子さん抜きで興行されることは確実です。
彼女の個人的な思惑の入る余地が十二分あったことを考えると、今回披露した楽曲(特に『手を繋いで帰ろうか』)に、そのような意志があってもおかしくない、もとい、あってほしいなと思います。

そして、私と日向坂46の"つながり"のきっかけをくれた齊藤京子さん。感謝してもしきれません。卒業に際して、本当に多くの方が同じようにきっかけは齊藤京子さんだと発しておられるのを目にしました。

彼女がセンターを務めた楽曲、『月と星が踊るMidnight』のテーマは"つながる"。
偶然ではなく、きっと。

改めまして、ご卒業おめでとうございます。
とっても綺麗なドレス姿でした。
これからのますますのご活躍を心より楽しみにしております。

ということで、閑話休題:つながる_齊藤京子卒業コンサート感想でした。
ではまた次の機会で。



きっとひな誕祭、寂しくなるんだろうなあ。

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