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日本人は貯蓄を切り崩している

前回
無敵の人のフリをするな

日本は終わっています。
その原因は今後詳しく書いていきますが、まずはサラっと『ダメな子供がそのままダメな大人になった』とだけここでは述べておきます。

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上の図をご覧ください。
最近は
若者が(ごく一部ですが)
「氷河期世代は甘え」「氷河期世代は能力が低い」と言い出しました。

大卒の就職率が8割に満たないことが当たり前だったわけです。

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もっと詳しいグラフがこちらです。

わたしは自分の他の記事でも書いているのですが、改めてここで繰り返しますと、当時の新卒求職者達が


「2000年は超絶に就職を難しくしてくれ」


と願って生まれてきたわけでも、大人に懇願したわけでもないです。
日本は金融経済政策ミスを犯し、加熱して乱痴気騒ぎをしていた企業は
一気に採用を絞った。

お荷物となる人間が早期退職を求めたりもしたのだが、退職金はもらっている。
あの時の新卒は職も給料もヘタすれば家もないまま社会に蹴り回されたわけです。

アルバイトも結局、そういう肩叩きにあった人やそもそも就職活動を考えてなかった『望んでフリーターになった人』で占められていた気がする。


当時の大人がやったことは
『新卒を採用しない』
『守らなければいけない技術を平気で海外に売り飛ばす』
『自社主力製品ですら海外OEMで染め上げた』
『利益と管理職以上がもらう給与以外は必要であってもコストとと決めつけた』
『中抜きを恥と思わない』

保身とはいいますが、それとセットで『己の金の確保』があったわけです。

しかしです。
そんな無能な大人です。
そして氷河期世代は一部の幸運な人をのぞき所得が低いです。
若い世代は人口がそもそも少ない。

無能な大人が請求してくる『不相応な金額』にはとても足りません。
だって、足りないから増税や年金支給額の引き下げ、支給時期の引き上げをしているわけですよね?

無能だと言い切れる理由はこれだけで十分です。
『バブル崩壊時のその場しのぎと当座の金の確保のために社会に出さねばならない新卒を殺した』
『これだけやり散らかしたくせに老後の金を確保していなかった』

どうですか?バカですよね?


ですが、超絶に無能な大人ですら日本が倒れなかった理由も同時に判明するのです。

やはり戦前、戦中、戦後の政財界・そして働き抜いていた大人でしょう。
彼らが一生懸命に蓄えた貯金はお金だけではなく、国際社会での信頼や、インフラ・・・・上げていけばキリがありません。

それをただただただたひたすらに使い潰し食いつぶし、今

「あーごめんごめん、お金足りないw」

と私達に頭をポリポリしながらへらへらしているのが昭和の大人です。
さらにそういうのをさらに無自覚にトドメさしているのがバブル世代です。

それでもなんとか取り返せる、立派な戦争世代の方たちの遺産をちゃんと取り戻せるチャンスが氷河期世代を救うことだったのですが、見事に団塊はしませんでした。バブル世代は逃げ切ろうと走ってます。

そろそろ遺産はなくなりそうです。

別にMMTのような左翼理論を唱えなくても日本は持っている財産と信頼で30兆円は国債を発行できるのだそうです。
ですが、逆に言えば『30兆円しか発行できない国に落ちぶれた』とも言えます。

バブル崩壊時、同じく不況に陥った世界各国はアメリカはじめかなりの財政出動や国債発行をして脱出しているのです。
日本も実はやっていたのですが、中抜きと額が全然足りなかった。

その時に満足に対策できなかったのも、大人です。

遺産を食いつぶした大人
ぶっ壊した大人
壊したけど直し方がわからなかった大人
壊れたまま逃げた大人
壊れているけど先輩達が逃げたから自分達も逃げ切ろうとしているバカ大人Ⅱ世。


そしてその大人達が政治家が靖国参拝するとお隣の独裁国家に
「こいつ戦争美化する宗教施設に行きましたよ!」
と告げ口外交をする。


日本が終っている理由、最初の1つ、それは
「もう食いつぶす遺産がない」

次はその食いつぶした大人そのものにスポットを当てます

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