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【詩】二人だけの真実

一人じゃ悪酔いする酒も
君の見つめる向かいでは
陽気のうちに飲みほせる
ただの楽しい思い出で
おしまいにしてしまうには
何とも惜しい一夜だよ
おたがいの名を明かさない
このつながりを世間では
何と呼ぶのか知らないが
二人にとって真実は
指先重ねあう先に
生まれはじめる熱さだけ

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