帰る家の探し方

みなさんに帰る家はありますか？

そう、抽象的なほうの。
帰る家。

落ち込むと、
あぁ～帰る家がないなぁ、と
思うことがあります。

でも知ってる、ない人ってきっと多い。

私には2年半くらい
帰る家がありました。
そこはいつでも鍵が開いていて
猫だって自由に出入り可能で
さすがにノックして入っていたけど
そこは世界と隔離された
いつ逃げ込んでもよい
シェルターみたいなものだった。

今も元気のないときはたまに、
あ～帰りたいな、と思う。
でも今同じ部屋が用意されても
きっと、違うかも、と思うんだろう。

THE YELLOW MONKEYのNAI
という歌に
幸せだけど 恐いのは何故だろう
という歌詞があって
シェルターにいながら
いつもそんなこと考えてました。

そのときも思ってた、きっと。
帰る家がない。って。

だから今の環境が変わっても
思うんだと思う、たぶん。
あのとき住んでたあそこは
紛れもなく帰る家だったって。
帰りたいな～って。

後から気づいてしまうわたしたち
それでも立ってるのえらいね。
ほんとうにえらい！

わたしと同じ状況のひとばかりじゃ
ないだろうけど、
疲れたとき立ち寄れる場所
多かれ少なかれ
今もほんとは、きっと、
何かしらあるよ。

帰れなくなった家を
無理に忘れなくてもいいし

いま帰る家がなくても
ポケットに大事に入れて持ち歩いてる
好きなものはないですか。

帰る家、と、今
が重なるとき
いつか来るといいね。
それを待とっかな。
好きなものをこねくり回しながらね。

ではまたね。

今日のクロッキー

#日記 #エッセイ #ドローイング #イラスト