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New体育論-Management Perspective-

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小学校で体育を指導しながら、スポーツ産業のマネジメントを学んだ私が、スポーツが発展するためにあるべき体育の姿を様々な切り口から解説するシリーズ。これまでにはなかった「新しい体育の…
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#評価

評価のときにもつべき5つの視点

教師に限らず、すべての人は何かしらの対象を評価している。個人の成績かもしれないし、自分の健康状態かもしれないし、今日訪れたレストランの料理の味かもしれない。学校で教師が「評価」と聞くとすごく堅苦しい感じがするが、実はもっと日常的で感覚的なことなのだとも思う。 評価するとは、ものごとを価値づけし、場合によってはその因果関係などを推測する知的作業である。また、その評価の結果が自分の行動選択に影響を与えることも少なくない。では、我々は対象について、何をどのように評価しているのだろ

体育の「評価」に関する一考察

このアカウントやTwitterの同名アカウントでは、普段から「楽しい運動体験」を前面に出した体育に関する情報発信を続けている。それらの視点やヒントはもちろん私自身の体育実践にも反映され、児童や保護者、同僚からも比較的高い評価をいただいている。アカウントのフォロワーが増えたり、私の情報発信を参考にしてくださっている方々が多くなったりすることは大変うれしいことであるが、それと同時に「これってどうやって評価するんですか?」のような質問も多く寄せられるようになった。 これに関しては