「体育嫌い」の理解に対する根本的な勘違い
日本の体育界のおいて「体育が嫌いな子」は常に関心の的となっている。昨年度まで重点目標として施行されてきた「第2期スポーツ基本計画」の中でも、「体育を嫌い・やや嫌いという生徒を半減(16.4%→8%)」という数値目標とともに示されてきた。それに伴い、現場の体育指導者も「誰が体育を嫌っているのか?」「どうすれば好きになってもらえるか?」など、必死に模索を続けてこられたと思う。
しかし、私が現場で見てきた感覚としては、体育嫌いの生産に歯止めがかかっていないが正直な感想だ。なぜなら