主役を「消費者」にさせない日本の教育
東京オリンピックが幕を閉じた。感染症の影響が強く残る中、無観客という形での開催だったが、アスリートたちの躍動に世界中が歓喜と感動に包まれたことは紛れもない事実だったことのように思う。特に注目度が高かったのが開閉会式である。すべての選手が参加したわけではないが、華やかな雰囲気の中で各国の選手たちが笑顔で入場したり、式を満喫したりする姿が非常に印象的だった。
一方で、式の途中で芝生の上に寝そべったり、途中退場したりする選手もかなりの数見受けられ、主役であるはずの選手のそのような