見出し画像

自分の位置と見えないサポート

ゆっくりゆっくり物事が進んでいく時に、どうにかしてそれを加速させたいとあせる事もありますが、「無理は禁物」という言葉もある通り、まずは成り行きを見守って下さい。砂利道を急いで自転車で通り抜けることは難しく、下手をするとパンクするかもしれません。そこは自転車を押して通り抜け、アスファルトの道になったらまた走り出します。急な坂道が続き、それが登り坂だと、思うように速度が上げられません。

 人生もそれと同じで、状況を見て急いだり、たまに立ち止まったりします。そうする事によって、急いでいる時には見落としてしまいそうなものを見つけたり、ただ休んだり、という事ができます。どうしてここにいるのかな? と自分を省みることもあるでしょう。必ず、いつでも、頻繁に自分の立ち位置を見直す必要はないのですが、何かちょっとおかしいな、と感じたり、立ち止まって呼吸を整えたいな、と思ったら、そうしつつ、自分が今いる場所を見ます。

 物理的には側にいなくても、親しい人がまるで手をつないで共に歩んでいるかのように感じられるかもしれません。死者は霊界から見守り、様々な形でサポートをします。誰かの口(くち)を借りてメッセージを伝えるかもしれません。あるいは、絵や、写真や、ドラマなどの動画を通じてメッセージ、サイン、気づきを与えてくれるかも。

 はっきりそうだとわからなくても、誰かの思いやりは伝わり、やる気へと変化していきます。全ての他人が冷たいわけではなく、たまに声をかけてくれたり、なぜか助けてくれたりもします。そういったこともまた、何らかの形で気付いたり、気付かなかったり。

 夕映えに輝くものからは太陽が見えるが、日の当たらない所から太陽は見えない。それでも太陽は存在するし、日の当たらない場所もその温かさや明るさの恩恵を被る。

 ありがとうございました。(2023.2.19)

サポートは、記事を読まれた方の【お気持ち】だけいただきます。有難うございます。あなたが幸せでありますように。