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サンチャゴへの道 巡礼12日目 【2023年夏】


こんにちは、ArcangeLogの「サンチャゴへの道」へようこそ。久々の大都市ブルゴスに向かいます。

本日の行程  アヘス → ブルゴス

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今日の天気(予報)  ブルゴス 晴れ時々曇り
最低気温12℃ /最高気温29℃

今朝は朝食抜きで出発した。宿の朝食が7時からで待っていられないのと、レストランのテーブルで自分の食料を食べようと思ったら、宿の主人がいて、そんな雰囲気ではなかったからだ。

ブルゴス目指して出発

アタプエルカの町を通る。古代遺跡が発掘された町だ。スペインの古代遺跡はアルタミラ洞窟と習ったが、ここもそれと並んで大切な遺蹟のようだ。

この町を通り抜けると、山が近づく。足下に石ころがたくさん転がっていて歩くペースが遅くなる。道の両側は灌木が茂っているけれど、作物を育てている様子もない。下りになり、山道が終わった頃にバールがある。朝から歩いていて初めての店なので巡礼が群がっている。自分もそれに加わりトルティーヤとカフェ・コン・レッチェで朝食にする。

アタプエルカは史蹟の町
久しぶりに羊を見る

 十字架の下に石

山道も終わりに近づく町が遠くに見える
トルティーヤは大きすぎ

山道降をおりてからは平坦な道が続く。やがてやっと大きな町らしい光景が目にはいる。道幅が広く、信号を渡るのも久しぶり。列車の線路も見えた。道の両側にもホテルや会社が並ぶ。ひときわ大きいのが、ブリジストンの工場。ブリジストンや!と思ったら、10分歩いても、まだ工場の横を歩いている。巨大工場だった。

奈良の「鹿飛び出し注意」のよう
どこにも道標がない時に助かる
久々の線路
ブリジストンタイヤの工場 とても大きい

ブルゴスの標示にやっと着いたと安堵するが、目当てのカテドラルはまだ先。確認すると6キロ以上もある。1時間半かかる計算だ。途中、サンタ・マリア教会へ立寄る。かつてのカテドラルらしい。どちらかと言うと、簡素で静謐さが感じられる教会だ。

ブルゴスの入口
以前カテドラルだったサンタ・マリア教会
祭壇

カテドラルに向かって歩いていると、セルビア人のボブを見つけたので、声をかける。カテドラルに行くと言うと、一緒についてくると言う。相変わらず、訛りの酷い英語で言ってることが半分しか分からない。向こうも同じか?

もう一人若い女性がカテドラル行きに合流。3人で30分以上歩いてようやく到着。前で互いに写真を撮りあい、宿に向かう。2人は他にあてがあるようで別方向へ。宿が開くまで近くのバールでお昼ごはんを食べながら待ち、午後1時にチェックイン。カテドラルのすぐそばで人気のようだ。一泊21ユーロ。シャワーの後、カテドラルの見学に出かける。洗濯は明日にまとめてすることにする。

生ビールとタパスのランチ 朝が多すぎた

カテドラルは巡礼者割引で5ユーロ。外観も立派で荘厳な雰囲気だが、中を見るとため息が出るような美しさ。とにかく祭壇、列柱、バラ窓、ステンドグラス、天井、ありとあらゆるものに多才な職人が膨大な年月をかけて作り上げたものだ。圧巻と言うしかない。カテドラルの周辺を散策し、宿で休憩する。


カテドラル
中庭
変な生き物
通路も美しい
中庭から
中央にマタモ−ロの聖ヤコブ
細工が細かい
どれだけの時間がかかったのだろう
柱廊もまた芸術
カテドラルは芸術の宝庫
巡礼者割引で5ユーロ

カテドラルでの夕方のミサに参加した。ミサが行われるのは無料のエリアからアクセスできるチャペルで、チャペルと言っても、かなりの大きさと荘厳さ。祭壇が見事でミサ後に写真を取らせてもらった。

夕食は久々にバールを三軒はしごした。白、赤、生ビールの3杯にピンチョス3品の夕食だった。

チャペルの祭壇
夕食を求めてそぞろ歩く
大道芸人もいる
午後9時半過ぎ

本日歩いた距離   22.8キロ
本日までの距離 281.8キロ(のべ12日間)
サンチャゴまで    484.4キロ

本日の活動記録はこちら(YAMAP)





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