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杉内俊哉さんから採用について思う事

元ソフトバンクホークス・読売ジャイアンツのサウスポー投手
杉内俊哉投手をご存じだろうか。

杉内俊哉
ストレートはそのほとんどが140km/h前後といわゆる豪速球ではないが、「腕を振ってから球をリリースしている」と形容されるほど球持ちが良く、三振を奪う武器となっている。また、スライダーは空振りした右打者の体に当たるほどの切れ味があり]、曲がりの大小で2種類を投げ分けている。くわえて、2009年シーズン中盤から「ストレートと同じ振りで投げられるようになった」というチェンジアップを多投するようになり、同年の被打率は.143を記録し、決め球の1つとなった[。すぽるとの「プロ野球選手100人に聞く、打ちにくい投手ランキング・変化球部門」で杉内のチェンジアップが4位に選ばれた。
wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%89%E5%86%85%E4%BF%8A%E5%93%89#%E9%81%B8%E6%89%8B%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%AE%E7%89%B9%E5%BE%B4 より

この杉内選手、投手としての実績もさることながら、
特にソフトバンクホークス時代の契約更改で
毎年球団と揉めていた印象が強い。
交渉後の記者会見で、評価が低い事への怒りを露わにするのだが、
思わず「うまい!!」と唸ってしまった年があった。

(ソフトバンクホークスからの評価が低いことに対して)
流石は携帯電話会社ですよ。
外から来た人には優遇するが、
ずっとここにいる人には報いない

番号ポータビリティで、
キャリア外から移ってきた人と、他球団から移籍してきた選手を掛けて、
移籍した人には手厚いが、
ずっとここにいる人(同じキャリアを使い続けている人)には
何の報いもないと

ソフトバンクグループである球団を揶揄したセンス。

この杉内俊哉選手の球団とのやり取りは
もうずいぶん前だと記憶しているが、
社長になってから、ふと思い出した。

そして、直面している課題と照らしたら、
笑い事じゃないことに気が付いた。

課題とは、「人財の採用のしにくさ」である。
2019年7月から私は社長をしているが、
その2年位前から、
明らかに新卒(高卒新卒)の応募が減っている。

無理もない。
少子化で若い人はどんどん減っている。
知名度の高い大企業が、今までアプローチしてなかった
高校にまで求人を出している。
大企業と当社を比べたら、
そりゃ当社には来ない。

杉内俊哉選手の事を思い出したのはこんな時。

採用は大事なんだけど、
ただ人数を揃えればいいというものではない。
新しく入ってくれた人、
ずっと頑張ってくれてる人、
双方ともに良い形でなければ意味が無いんだと
気が付かされた。

新しく人が入ってくれるのはありがたい事。
でも、今までずっと当社で頑張ってくれている社員の人たち
その存在も、当然ありがたい。
報いるとしたら、そちらが先だろう。
だから、

設備投資や環境整備のハード面もそう、
今までの仕組みを、少しずつ時代に合わせて変えることもそう、

入社してから、ずっと当社で働いてくれている人たち、
皆が、「悪くないな」と思ってもらえる
それを目指すことにした。

そうすると、嬉しいことが起こる。
社員の人たちが、友人やご兄弟や後輩、
「他の会社でちょっとトラブルがあったりして。。。」
と、当社に紹介してくれた。

ここ2年で、社員からの紹介で入社頂いた人たち、
5人にもなっている
皆、スッと当社に入り込んでくれて、
とても頑張ってくれている。

新しく入ってくれた人たちも、
ずっとここにいてくれている人たちの一人になってくれて、
ずっとここにいてくれている人たちに報い続けることが、
一番いい形で進むことが出来るんじゃないか。

杉内俊哉投手から、いいヒントをもらった。
今ここにいる人達に報いることが、
これから来るであろう人達に報いることにも繋がるんだ。

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