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伝統と惰性

先日、全日本柔道連盟のHPに
こんなお知らせが掲載された。

https://www.judo.or.jp/news/9766/
全国小学生学年別柔道大会は廃止することと致しました。各位のご理解を頂戴するため、この判断に至った理由を申し述べます。
全日本柔道連盟HPより抜粋

柔道関係者様の思い、
柔道に打ち込む小学生、
指導者の皆様、
それぞれ思うところはあるだろう。

私は、率直に素晴らしいと思った。
毎年開催されている大会、
去年も行ってるからと
惰性で行うのではなく、きちんと

柔道の在り方
小学生の在り方
大会の在り方
創始者の考え方

それに向き合って判断なさったであろうことが伺い知れたからだ。

時代が変われば人も変わる。
【当たり前】の基準も変わる。
自分は変わっているつもりはなくても、
周りの環境はどんどん変わっていく。

続けることも、
辞めることも、
価値を変えることも、
必ずそこには理由が必要で、
その為には考えて考えて考え抜く。
そして、
一度決めたら、それが現時点での最善と信じて、正解にするべく動く。
その積み重ねこそが【伝統】で、

『去年もそうだった』
その積み重ねの【惰性】ではない。

全日本柔道連盟は、
一つ素晴らしい伝統を重ねたことだろう。
【惰性】ではなく【伝統】
自分自身に置き換えた時、何を重ねることが出来るだろうか。

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