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読解アイテム④漢字は「短文」問題として考えよう!

中学受験の漢字問題は「短文」として考える癖をつけるとよい。(読解が「長文」問題とセットにすると、生徒は一まとまりで国語をシンプルに捉えてくれるようにもなる)

例えば、愛知県にある東海中ではこのような問題が出題されている。

2020 東海中
・民族のコウボウをかけた戦い。
・会社を裏切るハイシン行為。
・トクイな才能を示す。
2019
・必死のギョウソウでたたかう。
・コウシンに道をゆずる。
2018
・政治家の不正はカンカできない。

・「戦い」より勝つか負けるかという反対の作りがイメージ可能
・「裏切る」よりマイナスの内容がわかる。
「シン」は「信じる」を連想し、それを逆に、と考える。
・「才能」より「特別」がイメージ可能。「トク」の次は「イ」。「いつもと違う」から「異常」を連想してみるとよい。
・「道をゆずる」より「コウ」は「後ろ」を連想できるとよい。
・「不正は~できない」より「マイナスを〇〇できない」となる。「政治家の不正」は何ができないか、とイメージできると、想像しやすいかもしれない。

確かに、知らないと思いつくことができないのも事実だが、一定以上の漢字問題をこなしていけば自然、「(解けなくて答えをみたとき)『あーあ』と思える」ほどに漢字に慣れていける。とはいえ、ただの「暗記」の範囲で終わらせると実際の入試当日に「思い出せない(-_-;)、初めてみた!」という問題に太刀打ちできない受験生になってしまう。そういう問題こそ合否を分ける問題となることも踏まえると、やはり日頃から《漢字は短文問題》《推理、推測、連想が大切》と考えながら練習するのが吉であろう。

■■PS.写真とともに私のことを■■

約8年前に出会ったウーパールーパー。今も生きていてくれて、まあまあ大きくなっています。当時、塾業界に転職したばかりの自分は岐阜にある校舎におり、一人暮らしをしていました。心細かったのもあったのか、ウーパーを見ていると安心していましたね。(人生で心が折れたのは二回。一回は現役の不合格時。二回目は東京から戻ってきたとき)折れる度に心が強くなっていったからこその今があると。そうそう。9年目とはならず、転職?転社することに。次は関西でも授業できるらしいので、一人でも多くの生徒に「最初の科目である国語で好スタートを切れる学力を」つけさせてあげたいと思うこのごろです。(海陽特別給費のみ、最初の科目は算数ですのでご注意を)

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