一百一文字物語24

無人駅にひとり。

目の前は海、頭の上は空、背中の後ろは山。

波の音、鳥の声、木々のざわめき。
やがて遠くからガタンゴトン。

到着した電車はギュウギュウの超満員で誰も降りず、私も乗れず。

今日もまた電車を見送った。

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