わたしがママに至るまで~怪文書序章~
VRChatを始めてからすべてが眩しくて仕方がなかった。
好きな姿で、好きな場所で、好きな人達と。
わたしと出会う殆どの人達はその世界の生活に不満もなく、自分たちの世界で自分たちのやりたいことを謳歌していた。
夜が明ける度に流れてくる思い出の記録たちがTwitterのタイムラインを埋め尽くし、あらゆる表現・手段を尽くして見せつけられる幸せの余韻は、痛烈な光となってわたしの網膜を灼き、その影を濃くした。
はじめに影が大きく深くなったのはVRChatを初めて1ヶ月ほどが過ぎた頃