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「初めてのおつかい」ならぬ「初めてのハローワーク❗️」

早期退職後、私は「10年に一度の教員免許かきかえ」研修を受けた。もしかしたら、また、教壇に立つかも知れない日に備えて。
今は、この制度は無くなったとも聞くが、、、、、どうでしょうか?

退職一年目の暮れ12月になって、私は人生初のハローワークなる所を訪ねた。

現在なら、何十回も通い慣れたということもあり、ハローワークに行くなら、インターネットで求人情報をしぼり、求人票までプリントアウトして出かけるところだ。

何にせよ、初めてなので「何か私に合うお仕事ないですか?」的な具合である。そんな態度でも、親切にいろいろ調べて下さり、「今日、締め切りの市役所の仕事があります。今から自宅に戻って履歴書を書いて、直接持って行って下さい。」と、アドバイスしてくれた。

それならと、その通りにした。もちろん、ギリギリで履歴書提出になり、どうやら私を最後に締め切りとなったようだ。面接は後日と知り、(今思えば当たり前なのだが)「仕事を探すって大変だなあ。落ち着かない日々が数日続くのか」と思った。

ところで、市役所と言っても、いろんな仕事があるはずだが、恥ずかしながら、それさえ確かめず私は応募したのだ。

落ち着いて、求人票を見ると、「生活福祉課国保医療係」と書いてある。福祉?国保?医療?、、、、、

本当に、社会的無知だ!
これまでの自分が「社会保険」でお世話になっていることさえ、知らなかった。本当にである!
(運良く、この求人で雇っていただくことになる。)

後日、先輩の現役教員に遭遇したので、「ちなみに、先輩は、今、国民保険と社会保険、どちらに入っているでしょうか?」などと、生意気にも聞いてみた。先輩は、見事に「国民保険‼️」と答えたのだった。

よく言えば、事務のことは、学校事務の先生に全てお任せし、それを確かめる数分さえ取れない多忙で過酷な教員の世界。事務関係のことを考える余地はない。

次々と起こる深刻な事項に対応しながら、どう授業を進めたら学力向上に繋がるか、夜8時9時まで会議や自分の仕事(校務分掌やクラスの仕事等)に追われて、寝不足で勤務する。自宅で可能な持ち帰り仕事も山ほどだ!
次の日は、早く勤務し、夜遅く(あるいは今朝と言った方が良い)作った自作学習プリントを印刷する。

誰が、それを責めようか!
誰にも責められない。

それにしても、少なくとも、私は無知だった!
国保医療係の仕事って何だろう。少しでも覚えようと、インターネットを開いたり、そう言うことが大好きな(!)県職員の我夫に聞いたりして、面接までの「落ち着かない日々」を送ったのである。
              つづく、、、

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