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「赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア」

 ネットでかなり評判が良かったので手に取ってみた本。専門書が多い中で一般向けに書かれている本とのこと。

 特にトラウマに興味はなかった、というか、自分には関係のないことなのかと思っていたが、「愛は時間がかかる」を読んで、意外とトラウマも身近にあるものかもしれない、と思い手に取ってみた。
 というのと、自分が受けているセラピーがこれではないか、と思い当たることがあり、読んでみることにした。

 評判通り、分かりやすい。専門書(と言っても入門用の優しめのもの)を並行して読んでいるけれど、こちらの方が大筋が掴みやすく非常に読みやすい。
 当事者、支援者ともにカバーする内容でとてもよかった。多くの人が勧める理由がよく分かる。

 何が起こって、どうなるのか。それをどうやって解決していくのか。支援者はどうするべきか、支援者自身もどうケアしていくか、とかなりトラウマに関わる人、当事者も含め、全方位でカバーしていて良かった。

 赤ずきんとオオカミのお馴染みの話を下敷きに展開していくので、専門用語も少なく、トラウマは冷凍記憶など、イメージしやすい表現が多く、入門書としては最適だと思う。思わず一気に2回読んでしまった。





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